育て方が簡単!人気観葉植物「シマトネリコ」のお手入れ方法

育て方が簡単!人気観葉植物「シマトネリコ」のお手入れ方法

お部屋の中にグリーンを取り入れるインテリアは非常に今人気が急上昇していますね。グリーンがあるとお部屋の空気をキレイにしてくれるだけではなく、目にも優しくリラックス効果を得ることもできます。でも観葉植物はお手入れが難しくて、フェイクグリーンを仕方なく利用している方も多いと思います。観葉植物の中にもお手入れが簡単で育てやすいものもあります。そこで今回は育て方やお手入れが簡単で人気の観葉植物「シマトネリコ」についてご紹介しましょう。

シマトネリコの基礎知識

シマトネリコはモクセイ科トリネコ属の植物で、原産地は台湾からインド、沖縄です。寒さに弱く暑さに強いという特徴を持っています。

高さ15mほどになる樹木で、6〜7月ごろにメスの木は少し香りがある白い花を咲かせるのですが、どちらかといえば花よりも葉や姿形を楽しむものです。葉に光沢があるので、夏は非常に涼し気に感じ、観葉植物として人気があります。もちろん庭に植えて庭木としても人気が高いです。

花言葉は「偉大」「高潔」「荘厳」で、どこか神々しいイメージの花言葉なのはギリシャ神話やローマ神話で戦争の神である「マルス(アレス)」の木とされていることが由来とされています。

日本だけではなく欧米にても人気があり、シンボルツリーや街路樹などに利用されることが多いです。

シマトネリコの「トネリコ」は「戸に塗る木」が語源で、トネリコの樹皮につく蝋物質を古くは敷居の溝に塗り付け、戸の滑りを良くしていたためこのように名づけられています。

 

育て方が簡単!人気観葉植物「シマトネリコ」のお手入れ方法

 

シマトネリコの日々のお手入れ方法

シマトネリコを観葉植物として室内で育てる場合は、日向から半日陰に置くようにしましましょう。窓際がベストな位置です。たまに外へ出して日光を浴びさせるようにしましょう。葉の色が悪くなってきたら日光不足の合図です。

水やりは土が乾きはじめたらたっぷりと、鉢の底から水が流れ出てくるくらい与えるようにします。表面の土が白くさらっとしてきたら乾燥の合図です。

温度はマイナス3度までは耐えられますが、寒い地域に住んでいる方は室温の調整を行いましょう。

日々のお手入れはこのようにとても簡単で、植物を育てるのが初めてでも手間もかかりませんし、難しいことも全くありませんのでおすすめですよ。

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季節に応じたお手入れ方法

お手入れが簡単なシマトネリコも季節に応じたお手入れが必要になります。

暑さに強い植物ですが夏場の直射日光はNGです。直射日光を浴びると葉やけが起こりそのまま枯れてしまうことにもなります。夏場はムシムシするため、直射日光を避け風通しの良い場所へ置きましょう。

冬場は水を与えてから土が乾燥するまでに時間がかかります。そのため表面は少し乾いてきても土の中はまだまだ湿っている状態ですので、表面の土が白くさらさらしてきてから数日空けて水を与えるようにしましょう。

夏冬以外は特に注意することはありません。

 

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シマトネリコが枯れる原因

シマトネリコは初心者でも育てやすいため人気のある観葉植物ですが、中には枯れてしまうこともあります。

シマトネリコが枯れてしまう原因の多くは気温、水の与え方です。

シマトネリコは寒さに弱く比較的暑さに強いのですが、直射日光がガンガン当たってしまうようなところへ置くのも避ける必要があります。

また水の与えすぎによる根腐れを起こさないように、しっかり土が乾燥しているかどうかを確認してから水を与えましょう。

気になる害虫対策は?

植物を育てるときにやはり気になることといえば害虫対策でしょう。

シマトネリコは比較的害虫がつく心配が少ない植物なのですが、日光浴のため室外へ出したときに新芽を芋虫に食べられたり、カイガラムシやアブラムシがついてしまうこともあるのです。

カイガラムシやアブラムシはシマトネリコの樹液を吸うので、株が弱って生育に影響を与え最悪の場合枯れることになります。

他にもシャクトリムシや毛虫、ハマキムシなど葉を食べる害虫がつくこともあります。

害虫を見つけたらすぐさま駆除しましょう。育て方が簡単!人気観葉植物「シマトネリコ」のお手入れ方法

剪定は必須!

シマトネリコは非常に生育が早い植物です。

庭木として育てる場合と違い観葉植物として室内で育てる場合には、剪定は必須となります。剪定に適した時期は11〜12月、2〜3月です。この時期に上に伸びる枝を切り落として剪定しておきましょう。

また2年に1回の植え替えも必要となります。生育が良く2年待たずに鉢の底から根っこが飛び出してくるようであれば1年に1回の頻度で行いましょう。植え替えに適した時期は4〜6月です。

剪定をするときは清潔なはさみを使いましょう。汚れたはさみで剪定すると、病原菌が切り口から入りやすくなり枯れる原因になります。また真夏や真冬はシマトネリコも弱っているので剪定は避けるようにしましょう。

シマトネリコは洋室でも和室でもどちらにでも合う観葉植物です。観葉植物デビューを考えているのであれば、まずお手入れが簡単なシマトネリコがおすすめです。

まだ小さいものであれば数百円から購入することができ、気軽に始められます。ネットやガーデニングショップなどでシマトネリコを探してみましょう。

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