朝顔の育て方!水やりやツルの仕立て方などの管理はどうやるの?

朝顔の育て方!水やりやツルの仕立て方などの管理はどうやるの?

朝顔といえば、誰でも子供の頃に学校や夏休みの課題で育てたことがあるのではないでしょうか。しかし、大人になってまた育てようとしても、全く育て方を忘れてしまったという方も多くいらっしゃいます。子供が突然、学校の課題で持ち帰ってきて大慌てなんていう方もいらっしゃるかもしれませんね。

今日は、そんな方必見、朝顔の育て方についてご紹介します。ツルの仕立てから管理の仕方まで詳しく説明しますので、すぐにでも育てることが出来ますよ。

朝顔の基礎知識

朝顔はヒルガオ科の一年草です。寒さに弱く、暑さに強いという特徴があり、7月中旬から9月が開花時期となります。花の色は青、赤、白、ピンク、紫と多様で、初心者でも育てやすい植物です。

準備するもの

朝顔を育てるために、以下のものを準備しましょう。

・朝顔の種
・プランターや鉢など
・腐葉土
・培養土
・鉢底石
・支柱
・スコップ
・ジョウロ

朝顔の種まき

朝顔の種まきでポイントになるのが温度と種の下準備です。

まず、朝顔の種まきに適する温度ですが、朝顔の種が発芽する気温は20度〜25度ですので、この気温が維持できる時期に種まきをしましょう。目安としては5月中旬から6月頃が適しているでしょう。北海道や東北などの寒い地域は種まきに適する時期がもう少し遅くなるかもしれません。

次に、種の下準備です。朝顔の種は実は外側の皮が非常に硬く、発芽しやすいよう下準備をする必要があります。この下準備のことを「芽切り」と呼びます。朝顔のへそと呼ばれる白い部分は傷つけないようにして、他の部分を爪切りややすりなどで皮の表面を削ってあげます。中の白い部分が少し見えるくらいが目安になり、芽切り後一晩水に浸ければ下準備完了です。

ただし、今では下処理済みの朝顔の種も市販されていますので、下処理が面倒な方は下処理済みの種を購入すると良いでしょう。

朝顔の種を植える深さは1.5センチ、種の白い部分である朝顔の種のへそが下にくるようまきます。その後、土をしっかりかぶせましょう。

朝顔の育て方!水やりやツルの仕立て方などの管理はどうやるの?

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朝顔の管理のやり方

次に朝顔の管理の仕方をみていきましょう。

置き場所

朝顔は日光を好む植物ですので、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。特に午前中日当たりが良い場所がお勧めです。

また、朝顔の花を咲かせるためには夜は暗い場所に置いてあげる必要があります。外で育てていても、街灯などで夜も明るい状態の場所は避けるようにしましょう。目安としては字が読めるくらいの明るさは朝顔にとって明る過ぎると考えてください。

水やり

夏場は朝夕2回水をあげます。土表面が乾いたら、鉢底から水が染み出すくらいにたっぷりと水をあげます。

ただし、真夏の気温が高い時間帯の水やりはNGです。温度が高くなった水が朝顔の根を傷つけてしまうからです。朝に水やりを忘れてしまったからと慌てて真昼の熱い時間帯に水やりをしないようにしましょう。もし朝の水やりを忘れてしまった場合には、夕方涼しくなるまで待ってからあげてくださいね。

肥料

朝顔は沢山花をつけますので、肥料にも気を配ってあげる必要があります。1週間に1回の割合で液体肥料を与えてあげましょう。

摘心

朝顔の管理でポイントとなるのが摘心です。摘心とはツルの先の芽を切ることによって、脇芽が出るよう促す処理を意味します。

本葉が8枚程度まで成長したら目の先を切り取ります。これを生育期である5月から8月に何度かすることによって、株を大きく成長させることが出来ます。

誘引

朝顔の葉っぱが2〜3枚ほどに成長したら、鉢の周りに支柱を立てて、誘引の準備をします。そして、朝顔のツルが伸びてきたら、支柱に巻き付きやすくなるよう誘引してあげましょう。手で軽く支柱に巻き付けてあげても良いですし、ひもで優しく縛ってあげても構いません。誘引をすることによってバランスよい株を作ることが出来ます。

朝顔の育て方!水やりやツルの仕立て方などの管理はどうやるの?

来年も育てたい時は

朝顔は花が咲いた後に花の中に種が出来ます。また来年も朝顔を育てたいのであれば種を収穫しておきましょう。種の収穫時期は実の表面が茶色くなり、ガクが乾燥して反り返った頃を目安にすると良いでしょう。

種を取り出したら、新聞紙などの上に広げ、1〜2か月ほど乾燥させます。乾燥が足りないと保存している間にカビが生えてしまうので、種がしっかり乾燥したら、乾燥剤などと一緒に保存しましょう。数年間は保存できますが、自家繁殖は朝顔の品質が低下します。自分が思い描く朝顔がある場合には、都度市販の種を購入したほうが良いかもしれません。

数本なら苗で育てるのもお勧め

市販の朝顔の種を購入してくると、種が沢山入っていて余らせてしまうという方もいらっしゃるかと思います。種は保存しておいて来年植えることも出来ますが、1年、年を越すと発芽率が下がってしまいます。朝顔でカーテンを作りたいなど、大量に朝顔を育てたい場合には種から育てるのがお勧めですが、1鉢、2鉢観賞用に育てたいという場合には、苗から育てる方が経済的かつ簡単です。最初の植え方が種と苗で異なるだけで、育て方や管理の仕方は種から植えた場合と同じです。

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