100均でも買える手軽さが嬉しい、苗植えパキラの上手な育て方

100均でも買える手軽さが嬉しい、苗植えパキラの上手な育て方

観葉植物のパキラは中南米が原産で、八方に広がる葉が特徴です。また丈夫で見た目にもおしゃれなことから、飾る場所を選ばず、初めて観葉植物を部屋に飾ろうと考えている人にもぜひおすすめしたいものの一つです。そこで、パキラを上手に育てる方法や、パキラを育てるにあたって必要な準備など、パキラと過ごすために役立つ情報をご紹介します。

パキラを育てる準備

パキラは100均のお店や園芸店などで、苗が販売されています。鉢植えとして販売されていますので、鉢や土を用意する必要はありません。

パキラの購入とともに用意しておきたいもの

・じょうろ
・霧吹き
・液体肥料
・剪定ばさみ

室内で育てるのであれば、じょうろは小さなものでかまいません。それと合わせて用意しておきたいのが霧吹きです。霧吹きは葉や茎、幹に吹きかけるために使います。パキラは中南米の暑く雨の多い気候が原産の植物ですので、それに近い環境を整えてあげましょう。葉や茎に水を拭きかけることは、虫予防にもなります。

剪定ばさみは、枯れた葉や茎を取り除くときに使います。すぐに必要なものではありませんが、普通のはさみではきれいに切り取れませんので、用意しておくといいでしょう。

パキラが成長したときには、植え替えが必要になり、またそのときにも用意するものがありますが、しばらくの間は上でご紹介した道具があれば大丈夫です。肥料は土に埋めるものや、薄めるタイプもありますが、初心者におすすめなのは、個包装されており、土に刺すだけで大丈夫な液体肥料か、ゆっくりと効果が広がる固形のタイプです。

100均でも買える手軽さが嬉しい、苗植えパキラの上手な育て方

パキラの育て方とポイント

パキラは暖かい気候の植物であるため、冬には成長が止まります。しかし基本的に乾燥には強く、水と肥料を適切に与えていれば、枯れることはありません。適切な置き場所と、水やりの方法を覚えておきましょう。

パキラの置き場所

パキラは日当たりが良い場所のほうが良く育ちますが、室内の明るさでも十分成長します。しかし日があまり当たらない状態だと枝や幹が太くならず、葉も落ちやすくなります。日があまり当たらない場所で育てる場合は、午前中など日の当たる時間に窓辺に置き、日を当てるようにしましょう。

水やりの仕方

春から夏にかけては、パキラが最も成長する時期です。また気温も上がるため水を大量に与えがちですが、乾燥に強いパキラは水をやりすぎると逆に根腐れなどを起こし、弱ってしまいます。

水を与える際は、土の表面が白っぽく乾いてからにし、受け皿の方まで水が出てくるくらい一気に与えましょう。よく水やりで葉の上からシャワーのようにかけて水やりをする方がいますが、それでは十分に水を与えることができません。根元に水をかけ、葉は霧吹きで一枚一枚水をかけてあげましょう。難しい場合は時々葉を濡らしたガーゼで表と裏を拭き取るだけでもほこり防止に加え、葉の健康にもつながります。

また受け皿の水は放置せず、水やりの後捨てるようにしてください。根腐れを防ぐほか、虫を寄せ付けないためにも、忘れないようにしましょう。

肥料の与え方

肥料は与えすぎると、かえってパキラを弱らせてしまいます。春から秋の成長期、5月から9月の間に与えるようにします。固形のものなら2、3ヶ月に1回、液体肥料なら2週間に1回程度で、それぞれの使用説明書に従って与えます。

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季節ごとの管理

乾燥や暑さ、また日陰や寒さにもある程度は強いパキラですが、季節によっては注意が必要です。

真夏の直射日光に注意

5月から8月にかけては、日差しが強くなる季節です。パキラは比較的暑さには強い観葉植物ですが、直射日光は葉がやけてしまい逆に弱らせる原因となります。日差しの強い夏の間は、直接日が差さない場所に置き直すなどしましょう。

真冬の寒いときには窓辺には置かない

比較的寒さにも強いパキラですが、5度以下になる冬場に窓辺に置くのはやめておきましょう。急な温度変化について行けずに、弱る原因となります。

また冬場にエアコンなどを使用する場合は、直接風が当たることのないよう、置き場所にも注意します。風が当たると葉が乾燥し、枯れてしまいます。

さらに夏場と違い、冬はパキラの休眠の時期になります。この時期には水や肥料を与えても吸収することがほとんどないため、注意が必要です。肥料は与えない、また水は表面の土が乾いてもすぐには与えず、2日か3日経ってから与えるようにしましょう。

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大きくなったらどうする?剪定や増やし方のコツ

しっかりと世話をしていれば、1年から2年程度でパキラは大きく成長します。しかし根が広がると今度は窮屈になり、酸素不足に陥ってしまいますので、植え替えが必要になります。さらに長く伸びすぎた枝をきれいに剪定することで、形を整え、葉を伸ばしやすくなります。

パキラの剪定の仕方

剪定は気温の安定した5月から6月の間におこないます。全体のバランスを見て、伸びすぎている枝や、枯れた葉などを取り除きましょう。太めの枝から分かれているものは、カットしてもまたすぐに生えてきますので、伸びすぎてバランスが崩れているものは、思い切ってカットしてかまいません。

パキラの植え替えの仕方

鉢の底から根が出てきているようなら、植え替えをおこないます。今入っている鉢よりも一回り大きめのものを用意し、観葉植物用の腐葉土を用意します。鉢底ネットと鉢底石も用意しておきましょう。

植え替えの手順

1.植え替える前は水やりを控えて、ある程度土が乾いてから植え替えをおこなう
2.鉢からパキラを取り出し、ついている土を3分の1程度、広げた新聞紙の上に落とす
3.黒くなった根や細い根は切り落とす
4.新しい鉢の底に鉢底石を敷き、腐葉土を入れる
5.パキラを入れ、ぐらつかない程度に腐葉土を追加する
6.水をたっぷり与える

パキラは成長が早いので、1年や2年過ぎていなくても、水の吸収が悪いときなどは根がつまっている可能性があるので、その場合にはなるべき早めに植え替えるようにしましょう。

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運気が上がる?パキラの置く場所はここがおすすめ

パキラは強いエネルギーを持っている植物で、風水的にもおすすめの観葉植物です。その元気な成長エネルギーを分けてもらうために、お部屋の中でおすすめの飾る場所をご紹介します。

人が集まるリビングなら部屋の隅に置く

部屋の隅は空気の流れが滞りがちなので、元気なパキラを置くことで流れが良くなるだけでなく、リラックス効果も得られます。

玄関に置いて、悪い気が入り込むのを防ぐ

外からいい運も悪い運も入ってきます。その入り口となる玄関にパキラを置けば、悪いものを払ってくれます。

寝室に置けばリラックス効果に加え、健康運も上げてくれる

寝室にパキラを置くことで、リラックス効果とともに、パキラのエネルギーで体に元気を取り戻してくれます。

育て方が簡単で、比較的丈夫なパキラは、初めて観葉植物を育てる人にもぴったりです。ただし、過剰な水やりや手入れはかえってパキラの成長を妨げることになりますので、多少手を抜くぐらい、肩の力を抜いたお世話を心がけるようにしましょう。

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