7月に植えるのにおすすめの花 10選

7月は緑が気持ちの良い季節ですが、花が咲き誇り、町が活気付く時期です。そして真夏になると休眠期に入る花は多いものの、7月が植え付け期の植物もあります。ここでは、7月に植えておきたい植物を10種類厳選してご紹介します。秋の庭を彩ってくれる植物ばかりですから、ぜひこちらの記事を参考に、ガーデニングを楽しんでください。


アベリア

7月に植えるのに最適な花の一つ目は、アベリアです。スイカズラ科の低木で草丈は1〜1.5m、花色は白とピンクがあり、5月中旬〜10月と花期が長いのが特徴です。常緑性で生け垣に向きますが、比較的自由に仕立てられるので、鉢植えで育てることも可能です。

花を咲かせるためには日照が必要であるものの、木自体には耐陰性があります。植え付けや植え替え適期は、3〜4月と6〜7月です。-5℃まで耐えますから、寒冷地でも多くの土地で越冬します。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

カラーリーフゼラニウム

カラーリーフゼラニウムはフウロソウ科の多年草、ほぼ一年中植えつけられる花です。ただし耐寒温度が1℃のため、寒冷地では越冬できません。その一方で耐暑性も高くないので、真夏は半日陰に移してあげると安心です。乾燥を好みますから、鉢植えに最適です。

花期は4〜9月で、花色は濃いピンクや赤、白などがあります。黄色や茶色の斑入りの葉や切れ込みが深い葉など、葉に表情のあるものが多く、花よりもカラーリーフとして楽しむ人も少なくありません。

カランコエ

花壇に鉢植え、ハンギングと応用が利く花が多年草のカランコエです。耐寒温度は8℃なので、霜の降りる地域では鉢上げして室内で育てるのも一案です。植え付け期は4〜7月、乾燥と日光を好むものの、真夏の直射日光は苦手です。

草丈は15〜40cm、花色はオレンジや黄色、ピンクなど多彩で、花期は6〜9月以外となります。生育期に摘心することで花付きが良くなりますが、10℃を下回ると急に花付きが鈍ります。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

キバナコスモス

夏から秋にかけての風物詩と言えるのが、コスモスです。コスモスの中でも近年見かけることが増えたのがキバナコスモス。1年草もしくは2年草扱いで、植え付け適期の6〜7月に出回ります。

花期は7〜19月、花色は黄色とオレンジで、一重咲きと半八重咲きがあります。日当たりを好みますが、環境次第では120cmを超えるほど大きく育つことがあるので、あまりしっかりとした株にしたくない場合は半日陰で育てると良いです。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

クレオメ

ジャイアントスパイダーフラワーという別名を持つ大型の一年草が、クレオメです。草丈は60〜100cm、真っ直ぐ伸びた茎のてっぺんに、ピンクの花が蝶が舞うごとく夕方から朝にかけて咲き誇ります。

苗を植え付けるのは6〜7月、花期は7〜10月です。花壇に植えるとアクセントになります。こぼれ種でよく殖えるため、一回購入すると花が少なくなる真夏に活躍してくれるでしょう。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

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クフェア

250種類はあるとされているクフェアは、30〜60cmに育つ低木です。クフェアの中でもメキシコハナヤナギは赤紫や白などの小花を付け、ハナヤナギは赤や黄色などの筒状の花を、ベニチョウジは赤い筒状の花を付けます。出回るのはメキシコハナヤナギがほとんどです。低木といっても横に広がる性質で半日陰を好むため、グラウンドカバーにも適します。

耐寒温度は0℃なので越冬できない土地が多く、一年草扱いで出回ることもしばしばです。花期は6〜10月、植え付け適期は6〜7月です。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

ベロニカ

ボーダー花壇に花を添えていることが多いベロニカは、ブルーやピンク、白などの花が穂状に付くのが特徴です。200〜300種類あるとされていますが、出回っているのはブルーのルリトラノオやセイヨウトラノオが多いです。

半日陰や日当たりの良い場所へ5〜7月に植え付けます。耐寒性は-15℃までと、非常に強い性質です。また、花期も5〜10月となっており、長く鑑賞できます。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

サンビタリア

5〜7月が植え付け適期のサンビタリアは、黄色の小花を付ける一年草です。開花期は5〜11月と長く、草丈は10〜20cmです。横に広がりやすいのでグラウンドカバーとしても活用できますし、ハンギングにすれば枝垂れるように育ちます。

高温多湿な環境は苦手なため、梅雨の時期や西日に当たる場所には気をつけてください。でも日照時間が短いと花が付かず、徒長します。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

セイロンランティア

高温多湿な土地に合うセイロンランティアは、70cm〜2mに育つ低木です。耐寒温度は5℃、純白の花を6〜10月まで次々と咲かせるので、一年草と割り切って育てる人も少なくありません。

5〜7月に、乾燥しない半日陰へ植え付けます。室内で越冬させたい場合は、15℃以上の日当たりの良い場所におきます。それが難しい場合は、土を乾燥気味にして半休眠状態に入らせると良いです。

ヒソップ

ヤナギハッカという別名からわかるように、ミントの一種です。-15℃まで耐え、日当たりを好みますが、真夏の暑さと長雨は苦手です。分岐して紫の細かい花を6〜8月に付けます。広がるので、広々とした土地に群生させると見ごたえがあります。風邪の症状を緩和させる効能があるため、葉を乾燥させてハーブティーにしてみてはいかがでしょうか。植え付け適期が3〜7月、そして9月と長いです。

7月に植えるのにおすすめの花 10選

7月までに植えて長く花を楽しもう

7月に植えるのが良い花をご紹介しましたが、これらは一年草、多年草、低木に分類できます。一年草は越冬しないものの、花期が長く、品種によってはこぼれ種で殖えます。そして多年草は暖地では越冬するが、寒冷地では難しい植物です。また、越冬できない低木もあります。地域の気温や植える場所の性質などをしっかりと考えてから植え付けてください。

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7月に植えるのにおすすめの花 10選
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