1月に植えるのにおすすめの花 10選

気温が下がる1月はガーデニングを始めにくい季節だという印象が強いですが、冬の厳しい寒さに負けることなく綺麗な花を咲かせる植物は多いです。今回は冬にガーデニングを始める方のために、1月に植えても育てやすい植物について紹介します。これまで植物を育てたことがない初心者の方におすすめできる種類もありますので、是非参考にしてください。


アヤメ

高さが30〜60cmで茎の先端に花を咲かせるアヤメは、まっすぐ立った葉っぱが特徴です。花色は青紫や白で1〜3輪の花が咲きます。数多くの茎が粒立ちになっています。開花時期は5月で植付時期は1〜3月となっており、耐寒性が強いです。日陰では育てられないことから日なたに植える必要があり、庭植えをする場合は盛り土をしてから植えれば生育がよくなります。

アヤメ

アキノキリンソウ

アキノキリンソウは黄色い花色が特徴の多年草です。3本から10本くらいの茎がまっすぐ伸びて株立ちになり、先端付近に多くの花が咲きます。日なたで育てる必要があるので注意しましょう。耐寒性と耐暑性どちらも優れていることから、盆栽などに向いています。茎が倒れやすいため、支柱立てを使ってしっかりと支えましょう。開花時期は8〜11月で、植付時期は1〜3月となっています。

タチアワユキセンダングサ

花色が舌状花は白で筒状花は黄色なのが、タチアワユキセンダングサです。5枚の葉からなる複葉と、果実の頂部にあるトゲが大きな特徴になっています。植付の時期は1月で、開花時期は一年中です。どんどん繁殖していくため育てやすいですが、雑草化しないように注意しましょう。30cmから1mくらいの高さまで伸びます。蜜の質がよいことから、ハチミツの蜜源として選ばれることも多いです。

タチアワユキセンダングサ

アルケミラ・モリス

聖母のマントを連想させることからレディースマントルとも呼ばれるアルケミラ・モリスは、黄色の花色が特徴です。小花がふんわり咲き、繊細な見た目となっています。植付時期は1〜3月で、開花時期は5〜7月です。耐寒性に優れているだけでなく、耐暑性もあるため乾燥に気をつければ栽培が難しいことはありません。太平洋側で育てる場合は、冬も乾燥しないように注意しましょう。

オトメギキョウ

ベルフラワーという名でも知られているオトメギキョウは青紫の花色で、上向きの釣鐘型の花が咲きます。1〜2月が植付時期で4〜5月が開花時期です。午前中は日なたになって、午後は日陰になる場所が最適です。冬の間は北風にさらされないところに置いておきましょう。鉢植えの場合は表土が乾いたら水をあげますが、庭植えの場合は長期間晴天が続いて乾燥しないかぎり水は必要ありません。

ベルフラワー/オトメギキョウ

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イワギボウシ

白い花を咲かせる卵型の幅が広い葉が特徴の多年草が、イワギボウシです。開花する際に苞がしおれます。種は10〜11月に熟した果実から採取することが可能です。封筒などに採取した種を入れて乾燥させましょう。植付の時期は1〜3月となっており、開花する時期は8〜10月です。朝日が当たるくらいの明るい日陰が育てやすい環境となっています。水は表土が乾いたら与えます。

ウツボグサ

松ぼっくりのような花を咲かせる多年草が、ウツボグサです。花色は基本的に紫ですが、白やピンクのものもまれにあります。植付に適した時期は1〜3月で、開花する時期は5〜7月となっています。風通しと日当たりがよい場所を選んで育てましょう。土質は水はけがよいところがおすすめです。庭植えの際も水のたまりやすいところは避けて、乾燥しやすい場所で生育しましょう。

ウツボグサ

アネモネ

白やピンクなど様々な花色を持つアネモネは、ヨーロッパが原産です。原産地では雨が多い冬の季節に生育して、初夏に球根となり夏を越します。日本でも涼しくなるころに芽を出すのが特徴です。
多肥にしないようしっかり管理していれば、植えっぱなしでも花を咲かせます。耐寒性も強いため、育てやすいです。植付時期は11〜1月で、2〜5月が開花時期となっています。

センノウ

センノウは中国から渡ってきた多年草で、短い毛が全体に生えています。花色は赤色で、花弁の先端が細かく切れ込んでいます。植付を行う時期は1〜3月で、開花する時期は7〜9月です。暑さにも寒さにも強いため、どんな土質でも育てやすくなっています。鉢植えの際は季節を問わず、表土が乾いたら水が鉢の底から流れるまで与えましょう。庭植えの場合は、よほど乾燥がない限り雨水だけでも問題ありません。

マツモトセンノウ

ツワブキ

海沿いの崖や草原で見られるツワブキは、キクに似た花が特徴です。花色は黄色で、株の中心から花が出て先端に10〜30輪程度の花を咲かせます。1〜3月が植付の時期で、開花時期は10〜12月です。水はけの優れた土地を選んで、明るい日陰か日なたで育てましょう。庭で育てる場合は、干ばつにでもならない限り水やりは必要ありません。鉢植えの場合は表土が乾いたら水をあげましょう。

ツワブキ

寒い冬でも大丈夫

今回紹介したように、1月からでも育てられる植物は数多くあります。虫の発生が少ない季節であるため、凍らせなければ屋外でもしっかり育てることが可能です。開花する時期も種類によって様々ですから、咲かせたい時期に合わせて選ぶことをおすすめします。寂しくなりやすい冬の風景も、ガーデニングを楽しみながら華やかにしていきましょう。

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アヤメ
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