「プルメリア」を苗木から育ててみよう!育て方のポイント6点

「プルメリア」を苗木から育ててみよう!育て方のポイント6点

ハワイでレイなどに使われるプルメリアは甘い香りの植物です。熱帯地域に自生していますが、日本でも鉢で気軽に育てられるため、苗を購入して植えてみてはいかがですか。

今回はプルメリアを育てるときのポイントについてご紹介いたします。

プルメリアとは?

「プルメリア」はキョウチクトウ科インドソケイ属の植物です。ハワイやグアム、東南アジア、中南米などの熱帯地域に自生しており、ハワイでレイや髪飾りとして使用されているほか、ラオスでは国花に指定されています。

プルメリアの魅力は甘い花の香りとかわいらしい見た目。花の色は種類によって異なりますが、赤や白など青空に映える色が特徴です。

プルメリアの種類

プルメリアの代表品種は8種類、品種改良などによって生まれた交配種は200種類以上にもおよび、世界中で広く育てられています。

国内で最も多く育てられている品種は「プルメリア・オブツサ」。キューバとメキシコが原産で花は白く、中心部のみが黄色、葉の先端は丸みを帯びていることが特徴です。

プルメリアの花言葉

花言葉は「気品」と「日だまり」。上品な見た目と香り、太陽を浴びて成長するという特徴に由来していると考えられています。

「プルメリア」を苗木から育ててみよう!育て方のポイント6点

プルメリアの育て方のポイント

たくさん葉が付いた大きな木に花を咲かせるプルメリアですが、近年は鉢植えで育てられる品種が流通し、気軽に甘い花の香りやかわいい花を楽しめます。

ここでは、プルメリアを苗木から育てるときのポイントを6つご紹介いたします。ポイントを押さえて元気で美しいプルメリアを咲かせましょう。

日当たりの良い場所に置く

熱帯地方で太陽の光をたっぷりと浴びて育つプルメリアは、日当たりが良い場所で育てましょう。日光が当たらなければ花がつかなくなり、枝だけが伸びて間延びします。

特に気温が15度以上になる春から秋にかけては、野外の日当たりが良い場所に置くのがおすすめです。

風には弱いので、風当たりは弱い場所を選び、強風の日は室内に移動させるようにすると安心です。また、熱風は乾燥につながるため、エアコンの室外機からは離れた場所に置いてください。

寒さには注意する

プルメリアが花を咲かすのは6月から10月頃の暖かい時期です。

暑さには強いですが、寒さに弱いため、気温が15度を下回る季節は室内の日光が当たる場所に置いてください。5度以上の場所に置いておくと冬に枯れてしまう心配も減少します。

冬は水やりを10日に1回程度にし、葉を全て落とすこともポイントです。葉が落ちた状態にしておくと、ストレスなく冬を越えられます。自然に葉が落ちない場合ははさみを使って葉を切り落としても良いでしょう。

水は与えすぎない

プルメリアは乾燥を好み、多湿が苦手な植物です。水を与えすぎて根腐れを引き起こさないように注意が必要です。

具体的には土の表面が乾いた時を目安にたっぷりと水を与えましょう。水やり後は受け皿の水を処分して湿気を予防してください。

なお、気温が低くなると必要とする水の量は減少します。最高気温が10〜15度のときは5日に1回、10度以下のときは10日に1回を目安とすると良いでしょう。

成長期は肥料を与える

春から秋にかけての成長期に適切な量の肥料を与えると、プルメリアは花をつけやすくなります。葉が5枚程度ついたら追肥を実施してください。

肥料はリン酸(P)を多く含んだものを選び、土の表面に置き肥します。肥料をあげすぎると木に負担がかかるため、適量を心がけてください。

害虫に注意する

他の植物と同様にプルメリアも害虫の被害を受けることがあります。プルメリアに発生する主な害虫はカイガラムシ、アブラムシ、ハダニなどです。

害虫を予防するためには、苗を植え付けるときに土に薬剤を混ぜるのが有効です。もし、害虫が発生した場合は薬剤をまいて駆除しましょう。

害虫は葉の裏側につくことも多いため、苗を植えた後は定期的にチェックして被害を予防することも大切です。

ハダニが付いた場合は、シャワーで洗い流すと薬剤を散布することなく被害を止められることも多いです。薬剤を使いたくない方は試してみると良いでしょう。

定期的に植え替えをする

プルメリアの根はどんどんと成長します。長期間同じ鉢で育てると詰まってしまうことがあるため、春から秋にかけての成長期に底から根が出ていたり、土に水が浸透しにくくなったりしたら植え替えをしましょう。

一回り大きな鉢に入れ替えると根詰まりを予防でき、元気なプルメリアを育てられます。

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プルメリアの毒に注意!

かわいい花を咲かせるプルメリアですが、茎や葉から出る白い樹液には毒が含まれています。

樹液に触った時に起こる症状はかぶれなどの軽い皮膚炎ですが、誤って口に入れた場合、嘔吐や不整脈、心臓麻痺なども引き起こす危険性があるため、十分な注意が必要です。

プルメリアを触るときは、手袋を装着するなど工夫をし、子どもがいる場合は口に入れないように注意しておきましょう。

プルメリアの樹液を触ったら?

プルメリアの樹液を誤って触ってしまった時は、すぐに石鹸で洗い流してください。手に触れた程度であれば症状が重くなることは少ないですが、気になることがあれば早めに医師の診察を受けましょう。

「プルメリア」を苗木から育ててみよう!育て方のポイント6点

元気でかわいいプルメリアを育てよう

かわいい花と甘い香りのプルメリアは自宅でも育てられる植物です。ポイントを押さえて元気できれいなプルメリアを育てましょう。

プルメリアは挿し木をすると増やすこともできるため、1つの苗からたくさんのプルメリアを育ててみるのも良いかもしれませんね。

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