女性特有の悩みに、ホルモンバランスが整うアロマ7つと使い方

女性特有の悩みに、ホルモンバランスが整うアロマ7つと使い方忙しい毎日にストレスや疲れが溜まっていませんか?時にはゆったりとリラックスできる場を作りましょう。リラックスする場としてアロマテラピーを取り入れてみてはいかがでしょうか。アロマは肌荒れや生理不順など、女性ならではのお悩みを助けてくれます。

今回はホルモンバランスを整えるアロマと、その使い方を紹介します。

ホルモンバランスについて

月経や妊娠などを司る女性ホルモンは、女性の健康にとって不可欠な要素です。28日ほどのリズムで定期的に月経を起こし、出産できる体へと整備しています。

女性ホルモン

女性の体内では、「エストロゲン」「プロゲステロン」という2つのホルモンが順番に分泌され、体の状態を整えています。エストロゲンには子宮内膜を分厚くしたり、脂肪を蓄えることで妊娠に備えてしなやかで丸みを帯びた体にするはたらきがあります。エストロゲンは生理の終わりから排卵日にかけて分泌されています。

排卵が終わるとプロゲステロンが分泌されはじめ、徐々に体温を上げ始めていきます。これは受精卵を守り温めるための機能で、妊娠してからも盛んに分泌されます。プロゲステロンは排卵が終わってから次回の生理までに分泌されます。

ホルモンバランスの調整は脳が行なっている

「ホルモンバランス」はエストロゲンとプロゲステロンのバランス、また関係する器官とのバランスのことです。女性ホルモンは卵巣から分泌されており、分泌する量は脳が決定しているのです。

脳の視床下部がホルモンを作るように指示し、脳下垂体が指示を受けて分泌量などを調整しています。その後脳下垂体から卵巣へと指示がまわり、女性ホルモンが分泌されます。

そのため”ホルモンバランスが乱れている”というのは
・女性ホルモンの量が少ない
・女性ホルモンのバランスが取れていない
・卵巣や脳下垂体、視床下部の連携が崩れている
など、適切な時期に適切なバランスになっていない状態ということになるのです。

バランスの調整は非常に緻密で繊細なはたらきであるため、ストレスなど些細なことで崩れやすいです。ホルモンバランスが乱れると生理不順や肌荒れ、髪のツヤが低下するなどの影響があります。

女性特有の悩みに、ホルモンバランスが整うアロマ7つと使い方

 

ホルモンバランスを崩す原因

ストレス

ストレスの蓄積は自律神経のバランスを悪くします。また心身の緊張状態が続き、疲労が溜まりやすくなります。人間関係や仕事などストレス源が常にある場合は、ホルモンの分泌を脳がうまく指示できなくなり、結果としてバランスが崩れてしまいます。

睡眠不足

就寝中には多様なホルモンが分泌され、細胞や脳機能などの修復を行います。睡眠不足だと女性ホルモンのバランスが崩れるばかりか、美容や健康にも悪影響があります。特に眠ってからの3時間に多くの分泌されるので、スムーズに深い眠りにつけるかがポイントです。

運動量の不足

オフィスワークや車通勤など、運動不足もホルモンバランスが崩れる原因になります。運動不足は自律神経のはたらきを弱めます。一駅分だけ歩く、社内を歩き回るなど、身近なところから運動する習慣をつけましょう。

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ホルモンバランスが整うアロマ

精油の中には女性ホルモンのはたらきを助けたり、ホルモンバランスを整えてくれる作用がある香りがあります。

ジャーマンカモミール

カモミールはリンゴに似た甘味のある香りが特徴です。ハーブティーや芳香剤など、様々な製品に用いられ、嗅いだことのある人が多い香りです。カモミールの中でもジャーマンカモミールは女性ならではの悩みに効力を持つと言われています。

髪のツヤを出す、生理痛の軽減、胃の保護など、女性ホルモンにまつわる不調に応えてくれます。また、安眠作用があり、寝る前にハーブティーとして飲むとリラックスして寝付きやすくなりますよ。ハーブティーは蜂蜜を入れても美味しいです。

クラリセージ

クラリセージはハーバルな中にも甘味のある香りが特徴の精油です。エストロゲンと類似したはたらきをして、生理不順や更年期障害、月経前症候群などに効力を持つとされています。生理痛で気分が沈む時などにも適しています。

ネロリ

ビターオレンジの花から取った精油で、フローラルな上品さを兼ね備えた柑橘系の香りです。優雅で貴重な精油なため、高値で取引されます。ヨーロッパでは香水にも使用される美しい香りですよ。

ネロリの香りは月経前症候群への作用や、美肌作用があります。また不安の軽減やリラックスにも良い香りです。

ローズ・オットー

古くからローズは女性の味方です。ローズ・オットーは高品質で有名なダマスクローズから蒸留した精油で、豊かなローズの芳香が特徴です。

不安やストレスを和らげ、ホルモンバランス状態を整える作用があるのが特徴です。生理不順や月経前症候群の改善や、子宮内膜を厚くするはたらきがあり、女性には嬉しい作用が多い精油です。

また、血行を促すはたらきがあるので、スキンケアや入浴剤として使用するのも良いです。

ゼラニウム

ゼラニウムはローズを彷彿とさせる可憐な花の香りです。イライラや情緒不安定になっている時に、気分を安らかにしてくれます。柑橘系やハーブ系など、さまざまな精油との相性が良いため、ブレンドして使用するのもおすすめですよ。

女性特有の悩みに、ホルモンバランスが整うアロマ7つと使い方

アロマの使い方

精油は植物から抽出した濃度の濃いオイルです。そのため使用量は少量で十分な効果が得られます

ハンカチやティッシュに1-2滴垂らし、休憩時間などリラックスしたい時に香りを楽しみます。手軽に持ち運べるので便利です。

自宅での使用なら、アロマディフューザーに1-2滴入れて部屋を良い香りにすると心が安らぎます。また5滴を限度にお風呂に使用するのも良いです。アロマの香る湯船にゆったりと浸かれば、疲労やストレスが軽減して心が解き放たれますよ。

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