ハゴロモジャスミンの育て方

ガーデニングをすでに楽しまれている方、これからいろんなお花を育ててガーデニングを楽しもうと思っている方、どんなお花を育てたいですか?いろんなお花があるので、迷ってしまう方も多いです。

「ハゴロモジャスミン」というお花をご存知ですか?まだ知らない方の為に、どんなお花なのか、植え方や日々の育て方などをご紹介いたします。とても可愛いお花なのですが、育て方が難しいいのでしょうか?これから育ててみたいという方必見です。


「ハゴロモジャスミン」とは?

ハゴロモジャスミンといえば、その強い香りが特徴で、お好きな方もたくさんいらっしゃいます。この花の香りにはとても高いリラックス効果があり、株が大きくなるとその香りもどんどん強くなっていきます。

原産地は中国の雲南省です。まだまだ知らない方も多いこのお花は、最近になってようやく一般の方でも育てる方が増えてきて、普及し始めたものになります。

ハゴロモジャスミンは、暑さに強いという特徴もあります。このことから暖地での庭植えで育てることも可能です。春になり暖かくなってくる4~5月頃が開花時期になっており、白く可愛らしい小さなお花をたくさん咲かせてくれます。

その名の通り、まるで羽衣をまとっているかのような咲き方をするので、見ていて本当に心が和みます。「愛らしさ」という花言葉をもち、結婚式に用いられることも多く、特徴的な香りは「幸せの香り」といえます。

その他にも、「無邪気」「清純」「喜び」「温和」「官能的な愛」といった花言葉も持っています。

つるの長さが1~3メートルほどにまで伸びることもあり、フェンスに絡ませるようにして育て、目隠しに使われいてるご家庭もあります。また、鉢植えで育てるのであれば、朝顔のように上に上に伸びるよう支柱を組んで育てている方もいらっしゃいます。

寒さに少し弱いので冬場は0度を下回らないよう、できるだけ5度以上の所で育ててください。0度を下回ってしまうと、株そのものに影響が及びつぼみも枯死してしまうので、春になってもきれいな花を咲かせられなくなってしまいます。

寒い地域で育てる場合、冬場の温度管理が大変になりますが、関東よりも西の太平洋側の地域であれば冬でも戸外で育てることが可能です。ただし、近年気候の変化が激しいため、朝夜0度を下回ることもあります。そういった場合は対策が必要になります。

ハゴロモジャスミンの植え方

植え付けは春先(3月半ばから4月頃)か、秋の始まりである9月頃に行ってください。先にも書いている通り、暑さには強いという特徴をもっているので、春先の植え付けが育てやすいのでおすすめです。

植え替える際は、土を1/3程度落としてください。そのあと枝先を1/3切り戻します。その後大き目の鉢に植え替えましょう。その際は、新しい土で植え替えてあげてください。

用土に関しては質を選ばないので赤玉土が6に対して腐用土が4という割合の物を使用します。地植えをする際は、日当たりなどをよく考えて場所を決めましょう。腐用土と堆肥をしっかりと混ぜこむことも忘れずに。

つるはどんどん伸びていくので、今ある分は支柱に巻いてあげましょう。枝先からでてくるものはカットして、下から伸びてくるものを支柱にバランスよくからめていってあげてください。

開花の時期は3~4月の春になります。花後に剪定を行います。基本はバッサリと切り戻してもらって大丈夫ですが、全体のバランスをみながらいらない枝をカットしていきましょう。秋には新芽がでてくるので、剪定はそのころまでに済ませておくようにして下さい。

花が咲き終わってからしっかりと剪定することで、翌年もきれいな花をたくさん咲かせてくれます。

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ハゴロモジャスミンの日々の管理

置く場所

暖かい所で育てるのがいいので、日当たりの良い場所においてあげるようにしてください。ただし、夏場の直射日光は避けていただきたいので注意しましょう。できれば少し日陰になっている所に置くようにします。冬場は0度を下回らない所に置きます。屋外でも0度を下回らなければそこで冬を越すことも可能です。

気をつけなければいけないのは、寒い地方にお住まいの方です。0度以下になるのが当たり前な地域で育てる場合、地植えよりも移動させやすい鉢植えがおすすめです。日当たりの良いベランダに移動させたり、戸外ではどこも0度を下回るなら、屋内で3度前後に保たれている場所に置いておきましょう。暖かいのが良いといっても、冬場に暖房の効いている室内に置いておくのは避けてください。冬の寒さも花芽をつけるためには必要だからです。

ベランダに置く場合も、冷たく寒い風にあたりっぱなしになたり、霜にあたってしまうと、株そのものが傷んでしまいます。十分注意して置き場所を選んでください。

水やり

水やりは、鉢植えの場合と地植えの場合で少し違いがあります。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらその都度しっかりと水をあたえてあげてください。地植えの場合は根付くとほとんど水をやる必要はなく、極度に乾燥したときだけ与えるようにします。

肥料

花後~9月まで固形の暖効性の化学肥料を与え、9月以降の肥料は不要です。冬場も1~2月に有機肥料(固形の油かすなどでOK)を与えてあげましょう。

病気や害虫

春から秋にかけてアブラムシに注意してください。気温が高く乾燥する時期にはハダニがつくことがあります。葉の裏につき、人間の肉眼ではなかなか見つけにくい害虫です。時々葉裏をチェックしてそれらしきものが付着していないか確認しましょう。アブラムシもハダニも見つけたら、その都度専用の殺虫剤を使って駆除するようにしてください。早期駆除が大切です。

枝の切り戻しについて

花後に必要な切り戻し。春から秋にかけて枝がどんどん伸びていきますので、全体の形をみながら、枝先から2/3程度切り戻します。形がそれほど乱れていなければ、要らない枝を切り戻すくらいでOKです。生育期間にはどんどん枝は伸びるので、その都度切り戻すようにしてください。

摘芯

苗を買ってきて育てる場合、新芽が出たらそれを摘んでわき芽を出させるようにしていきます。わき芽が伸びたら新芽を摘みさらにわき芽を出させる、この繰り返しになります。そうしていくうちに株にボリュームが出てきます。

上手に育てる為のポイントとは?

ハゴロモジャスミンを上手に育てる最大のポイントともいえるのが、やはり「剪定」です。丁寧でこまめな剪定が、形を整え翌年の花の咲き具合にもつながっていきます。花後は9月頃までしっかりと剪定するようにして下さい。

剪定をするうえで注意してほしいことは、枝数を減らしすぎないようにすることです。その他のポイントとしては、日当たりの良いところで水やりは土の表面が乾燥してから上げるようにしてください。

寒さには弱いので、気温0度を下回らない所に置いておきましょう。ベランダで育てている方は、朝と夜の気温に注意し、霜が降りる時は室内に入れておきます。室内に入れたときは、暖房が直接あたらない暖かすぎない所に置くようにします。

プランター(鉢植え)で育てている方は、根がどんどん広がっていくので、鉢底から出るようになったら、すぐに大き目のプランターに植え替えるようにしてください。

ハゴロモジャスミンは贈り物にも最適!

この花が店頭に並ぶのは春先からなのですが、母の日や父の日贈り物にもよく選ばれます。白く小さく愛らしい花は、バラやカーネーション、ガーベラなどと併せてみても相性は抜群です。

ジャスミンの香りは男女問わず人気があります。贈り物にするなら、同じ香りのソープやジャスミンティーなどを添えるのもおすすめです。

ハゴロモジャスミンは、寒さ対策と剪定をしっかりすれば、初心者の方でも比較的育てやすいお花です。視覚だけでなく香りでも癒しを与えリラックスさせてくれます。お部屋でも育てることができるので、ストレス緩和にも効果が期待できます。

まずは店頭でハゴロモジャスミンをご覧になってみてくださいね。

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