自分で育てるメロンの味は格別!種まきから収穫までの一連の育て方

 

自分で育てるメロンの味は格別!種まきから収穫までの一連の育て方フルーツの王様といえばメロンと答える方が多いのではないでしょうか。そんなメロンは高いお金を出して購入するよりも自分で作ると味も格別です。自宅での栽培はやっぱり少し大変な部分はあるのですが、収穫できたときの嬉しさは手間暇の分ひとしおです。今回は感動を味わえるメロンの栽培方法をご紹介しましょう。

メロンとは?

メロンはインド原産のウリ科の植物で、栽培が始まったのは古く、紀元前2000年ごろです。

メロンの実の形は球型、ラグビーボールのような楕円形、こん棒型、細長いものまで色々な形があります。

日本でのメロンの産地は北海道から熊本県まで広く栽培されています。

メロンは実は女性に嬉しいフルーツのひとつで、メロンに含まれる栄養がアンチエイジングに効果的です。

メロンには「オキシカイン」という強い抗酸化作用をもつ成分が含まれており、このオキシカインは体内に取り込むことで細胞内に長くとどまり、抗酸化作用が長時間続きます

さらに、活性酸素の働きを抑える「SOD酵素」という物質が人間の体内にはもともとあって、オキシカインを摂取するとSOD酵素に働きかけ、さらに活性酸素を抑制する効果が高まるのです。

オキシカインはメロンの品種によって含まれる量が違いますが、最も含まれているのが「カンタロープメロン」です。

またメロンにはカリウムも含まれているので、余分な水分や塩分を排出させ、むくみを解消してくれます。

自分で育てるメロンの味は格別!種まきから収穫までの一連の育て方

栽培しやすい品種や時期

メロンには様々な品種がありますが、家庭菜園するなら「プリンスメロン」や、ミニメロンの「ころたん」「かわい〜ナ」などがおすすめです。

メロンの適正温度は20〜30度なので、4〜5月頃に植え付けを行うと、7〜8月頃に収穫できます。

種まきから植え付けまで

メロンは手間がかかるものの、病害虫の心配がほとんどいらないので、家庭菜園としてはおすすめのフルーツです。畑で栽培するイメージを持たれる方も多いですが、鉢やプランターでも十分栽培できるので、ベランダなどちょっとしたスペースがあれば大丈夫です。

種まき

用意するのは3号ポットとメロンの種、赤玉土です。

ポットに土を入れて、中心あたりに指で2か所穴をあけます。1か所につき種を1粒ずつ入れ、上から土をかぶせたっぷりと水を与えます。

水やりは土が乾かない程度に行いましょう。

発芽して本葉が1〜2枚出てきたら2株のうち生育が悪い方を根元からカットし、本葉が4〜5枚出てきたら鉢やプランターへ植え付けを行います。

植え付け

鉢で栽培する場合は深さが30cm以上の深型のものを用意し、プランターで栽培する場合は、幅が60cmの大型のプランターを用意します。鉢なら1株、プランターなら2株栽培できます。

使用する土はホームセンターでも手に入る野菜用培養土を使うのが手軽です。手作りする場合には赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを7:2:1の割合で混ぜあわせ、緩効性化成肥料を10g加えましょう。

用意した鉢やプランターの底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れます。土を入れスコップで苗がすんなり入るくらいの穴をあけ、植え付けをしましょう。

株の周りに土を足して株を安定させ、水をたっぷり与えてくださいね。

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植え付けから収穫までの管理

植え付けから収穫までの管理は手間がかかってしまいますが、美味しいメロンを収穫するためにはこの手間を省くことはできません。

水やり

基本の水やりは土の表面が乾いてきたら水を与えます。水を与えすぎると病気の原因となります。

肥料

メロンの肥料は、実をつけてから1回、実が大きくなってきてから1回と収穫までは2回与えます。肥料は緩効性化成肥料を10g与えましょう。

摘心と整枝

メロンの摘心は本葉が5〜6枚出たころに1回、子づる・孫づるが伸びるころに2回行います。

ちなみに種からまっすぐ伸びているのが親づる、親づるの葉の付け根から出ているつるが子づる、さらに子づるの葉の付け根から出ているのが孫づるです。

最初の摘心では本葉5〜6枚出たころに親づるを摘心し、高さを制限します。元気な子づるを2本残して他は摘み取り、子づるの8枚までの葉の付け根から伸びた孫づるをすべて取り除きましょう。9枚目以降は伸ばし続けます。

誘引

つるがまっすぐに上に伸びていくようにネットや支柱を使って誘引します。

鉢栽培の場合は支柱を数本立ててつるを巻きつけ、プランター栽培の場合はネットを張り巻き付けます。

受粉

黄色い花が咲いたら確実に実をつけるために受粉させます。雌花が咲いた早朝に雄花の花粉をつけます。受粉させなくても自然と受粉する場合もあるのですが、人工的に行った方が確実です。

受粉後は約1週間でピンポン玉大の実ができます。

1株に数個できますが、あまり数が多いと負担になるので、1株あたり3〜4個程度残してあとは取り除きましょう。メロンの実が大きくなると重みで落ちてしまうので、それを防ぐためにネットをかけたり、紐で支えておくとよいです。

自分で育てるメロンの味は格別!種まきから収穫までの一連の育て方

いざ収穫

メロンは花を咲かせてから45〜50日ほどで収穫できます。収穫できるようになると、実からメロンの甘い香りが出てきて自ら収穫時期を教えてくれます。

収穫した後は、追熟をするとさらに甘みが増しておいしくなります。追熟は2日間ほどで十分です。その後冷蔵庫で冷やして食べると、手間暇をかけた分さらにおいしく感じるのではないでしょうか。

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