約3ヶ月で花咲く「コスモス」の育て方!植え付け時期や管理は?

約3ヶ月で花咲く「コスモス」の育て方!植え付け時期や管理は?

秋桜とも呼ばれるコスモス。最近では品種改良が進んでいるので夏でも見られることも増えてきましたが、もともとは秋に咲く花です。コスモスはピンクや白、赤、黄色といった美しい花を咲かせますね。ここ最近は品種改良で誕生したチョコレートコスモスという品種もあって、チョコレートの香りがするということで人気を集めています。コスモスは丈夫で手間がかからないので初心者さん向けの花といえます。今回はコスモスの植え付けや管理方法などコスモスの育て方についてご紹介したいと思います。

コスモスについておさらい!

和名を秋桜といい、秋の花の代表です。秋になるとあちこちで見られるようになりますね。

コスモスの名は、ギリシャ語のkosmosが由来です。kosmosには調和、美しさ、宇宙という意味があります。

キク科の一年草で原産はメキシコ。日本に伝えられたのは明治初期だといわれています。美術学校の教師としてラグーザがイタリアから来日した際、コスモスの種を持参し、そこから全国に広まったといわれています。

コスモスはやせた土地でも育つほど丈夫で、観光資源として植えられることが多い花です。

コスモス属であるコスモスは29種類あり、日本の園芸用としてはコスモスキバナコスモスという一年草の2種類となっています。

花言葉は、「乙女の純真」「純潔」「愛情」です。色により違う花言葉があり、赤は「愛情」「調和」、白は「優美」、チョコレートコスモスは「恋の思い出」です。

約3ヶ月で花咲く「コスモス」の育て方!植え付け時期や管理は?

コスモスの種まき・植え付けの時期ややり方

コスモスは品種により「夏咲き」「秋咲き」と2つに分けられます。夏咲きの品種は3〜4月、秋咲きの品種は6〜7月の種まきが適期です。

プランターで育てる場合、20cmほどの間隔で3〜4粒種をまき、そっと土をかぶせましょう。庭で地植えするときも種まきのやり方は同じです。地植えは水やりの必要がないのでより手間なく育てることができます。

プランターは深めのものを選ぶと良いでしょう。

コスモスは種ではなく苗でも販売されています。苗は4〜6月頃に店頭に並びますので、購入したらできるだけ早いうちにポットの土ごと植え付けします。

種か苗、どちらか好きなほうを購入して育ててみましょう。種から育てるのは初心者さんには難しい場合が多いのですが、コスモスの場合は初心者さんでも種から育てられます

植物を育てるには土づくりが大切ですが、コスモスはどんな土でも育ちますから特別な土づくりは不要です。プランターで育てる場合は草花用培養土で問題ありません。

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水やり・置き場所・剪定等の管理は?

水やり

水やり方法は地植えかプランターかで違います。

地植えの場合は水やりの必要は特になく、お天気任せで問題ありません。真夏だけは朝夕のどちらかに水やりをすればOKです。プランターは、土の表面が乾けば底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてください。

基本的にあまり水を必要としないのが特徴です。

置き場所

日当たりが良い場所を好むので、日がよく当たり風通しの良い場所にプランターを置くと良いでしょう。

剪定・摘芯

コスモスは剪定することで好きな高さにすることができます。多くの花を咲かせたいなら摘芯することが大切です。

本葉が6〜8枚になったら先端を摘み、わき目を増やしましょう。背丈の低いコスモスを育てたいなら摘芯を繰り返すと良いでしょう。枯れた花は早めに摘むとその分栄養が他に回るので長く花を楽しむことができます。

コスモスをきれいに咲かせるコツは摘芯にありますのでイメージにあった状態で咲かせられるよう頑張りましょう。

害虫駆除

葉の裏や茎にアブラムシがついてしまうことがあります。アブラムシを見つけたら葉をこすり合わせて駆除しましょう。数が多い場合には害虫駆除剤を利用すると良いでしょう。

アブラムシ予防には風通しの良い場所で育てるのが良いですが、完全に害虫を予防することは難しいので、見つけたら都度駆除していきましょう。

約3ヶ月で花咲く「コスモス」の育て方!植え付け時期や管理は?

コスモスを育てるときの注意点

水を与えすぎない

コスモスはやせた土地でも育つ生命力の強い植物です。原産は気温が高く乾燥した気候のメキシコなので、それに近い環境で育てるのがベストです。そのため水を与えすぎるとうまく育ちません。

支柱を立てる

コスモスは背丈の高い植物で、何もしないと1〜2mにもなります。風で倒れてしまう恐れがありますから、背の高いコスモスを育てたい場合には支柱を立てて転倒を予防しましょう。

明るい場所を避ける

コスモスは短日植物です。

短日植物とは日照時間が短くなることで花を咲かせる植物です。外灯などずっと光が当たっているような場所では花を咲かせないこともあります。夜間の明かりには気を付けましょう

コスモスは丈夫な植物なので、ほったらかしにしておいてもきれいな花を咲かせてくれることが多いのですが、支柱を立てて倒れないようにしたり摘芯することで、たくさんの美しい花を咲かせてくれるようになります。

初心者でも簡単に育てることができるコスモスで自宅を美しく飾ってみましょう。

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