ドライフラワーはインテリアやハンドメイドのアイテムとしても人気がありますね。ドライフラワーは初心者でも簡単に作れますが、完成するまでに1〜2週間ほどかかってしまうため、ちょっと自分で作るには面倒と感じる方も多いと思います。でも完成までに2週間かかるというのはもう昔の話で、今はもっと短時間で作る方法があります。そこで今回は時短ドライフラワーの作り方をご紹介いたしましょう。
昔から作られてきた方法は時間がかかる!
最近では鮮やかな花の色をそのまま残せるとして、ブリザーブドフラワーの人気が高いですが、ドライフラワーは初めての方でも時間さえかければ簡単に作れますので、リースを作るときなどのパーツとしても根強い人気があります。
昔ながらのドライフラワーの作り方は、風通しの良いところで自然乾燥させるという方法です。自然乾燥ですから、当然季節や天候によって乾燥にかかる日数にも差が出ます。花の種類によっては2週間程度必要です。
水分を完全に抜き取ることが大切なので、ここはしっかり時間をかけて乾燥させる必要があります。少しでも早く完成させたいからと直射日光で早く水分を抜こうとすれば、せっかくのきれいな花の色が退色してしまうので、日陰に干すのがポイントです。
このやり方でも簡単に作ることはできますが、時間を要するのがデメリットといえるでしょう。
ドライフラワーにおすすめな花
どんな花でもドライフラワーは作れますが、特におすすめの花をご紹介しましょう。
バラ
生花でも美しいバラはドライフラワーにしてもステキです。アンティークな雰囲気を簡単に作り出せます。濃い色のバラはドライフラワーにするとさらに濃さを増します。
紫陽花
紫陽花はもともとがボリュームのある花なので、ドライフラワーにしてもそのボリュームは残り、存在感のあるドライフラワーが出来上がります。
ユーカリ
ユーカリは初めての方でもチャレンジしやすく、香りを楽しめます。
ローズマリー
ローズマリーもユーカリ同様に香りを楽しめるドライフラワーです。リースに使ったりプレゼントに添えてもステキです。
時短ドライフラワーの作り方
1〜2週間ほどかかる昔ながらのドライフラワーの作り方より、もっと短時間で作れる方法をご紹介しましょう。
ドライヤーで水分を飛ばす方法
髪の毛を乾かしたりスタイリングするときに使うドライヤーを使って花の水分を飛ばす方法です。ドライヤーからの風が花に直接あたってしまうと傷めてしまうため、紙袋を使います。
紙袋に花を下向きに入れ、中に向かって風を5分程度送ります。時々花を触って乾燥度合いを確認しながら行いましょう。
電子レンジでチン
ドライヤーよりもさらに簡単なのが電子レンジを使った方法です。
耐熱皿に虫や土を落とした花を乗せて、600Wで1分チンします。花の状態を見ながら、何度か過熱を繰り返しましょう。水分の少ないものならすぐに完成しますが、水分が多いものはやはり何度か過熱を繰り返す必要があり、面倒に感じる方もいるかもしれませんね。
そんな場合は、1分加熱した後に風通しの良い場所に吊るしておけば翌日には完成です。
乾燥材シリカゲルを使う
お菓子の乾燥にも使われている乾燥材のシリカゲル。園芸用品売り場で1kg1,000円ほどにて購入できます。
耐熱性のタッパーの底にシリカゲルを敷き、その上に花を置いて、再度その上にシリカゲルを乗せます。電子レンジ600Wで1分20秒ほど加熱すれば完成です。
電子レンジで使用した後のシリカゲルはフライパンで乾煎りすると元の色に戻り再利用できます。食品に悪影響がありませんから、普段調理用に使っているフランパンを使っても大丈夫です。
色や形をしっかり残したい場合は?
ブリザーブドフラワーなみに花の色や形をしっかりと残したい場合には、グリセリンを使うのがおすすめです。
グリセリンはドラッグストアなどで簡単に手に入る溶液ですが、化粧水など様々な化粧品に配合されている保湿成分です。生花とほぼ変わらない状態で保存可能なので、思い出のあるブーケや花束を長期間保存したい場合におすすめです。
まず、お湯とグリセリンを3:1の割合で混ぜ、花瓶などの瓶に移します。そこへ花を挿し、暗く涼しいところで10日ほど保存すれば完成となります。
風水的におすすめの場所は?
ドライフラワーは風水的には「死んだ花」なので、インテリアとしてはNGとされていますが、OKな場所もあります。
窓際に吊るしたり、ガラスの瓶に詰めたり挿したり、リースにしてドアに飾ったりすれば、家の運気を下げることなくドライフラワーが楽しめます。
窓際に吊るす場合には、西側の窓際に黄色のドライフラワーを吊るすと女性の運気をアップさせてくれるのでおすすめです。
ドライフラワーにカビが生えたら
ドライフラワーを作るときに、しっかりと水分を抜き取っていなければカビが生えることがあります。また梅雨時期など湿度が高いときにもカビは生えやすくなります。
カビをそのままにしていると、ドライフラワーが傷んでしまいます。ドライフラワーはこまめにほこりなどを払うことが長持ちさせるポイントです。払うことでカビの発生も予防することができます。
万が一カビが生えた部分の範囲がせまければ、その部分の花びらだけ取り除けばOKですが、範囲が広い場合には諦めて捨ててしまいましょう。
カビを予防するにはやはりしっかり乾燥させることが大切です。そして飾るときにもできるだけ湿度が少ない場所を選ぶと良いでしょう。