贈り物に花を選ぶとしたら生花やプリザーブドフラワーで、造花は選択肢に入っていない方も多いのではないでしょうか。ですが最近ではプリザーブドフラワーにも全く引けを取らない、シルクフラワーという造花の人気が急上昇しています。長期保存が可能でアレンジもしやすいなどいろいろなメリットがあるからです。そこで今回は、贈り物にもピッタリなシルクフラワーでのアレンジメントの作り方をご紹介しましょう。
「シルクフラワー」って何?
シルクフラワーは一言でいえば造花。素材はコットンやポリエステルなどで作られています。アートフラワーと呼ばれたりもします。
100均などに並んでいる造花は、パッと見ただけでわかりますし、なんだか安っぽい印象を与えてしまいますね。ところがシルクフラワーは、あの人気のプリザーブドフラワーにも全く劣らないほどカラーも形も良くできています。至近距離で見ても生花と見分けがつかないほど精巧なものもあります。
造花なので長期間保存ができ、贈り物としてもおすすめです。
生花やプリザーブドフラワーと比較するとお値段も安く、結婚式でのブーケトスなどでも利用されています。
すでにいろいろな花になったシルクフラワーをショップで購入しても良いですが、初心者さんでも生地さえ用意すれば自分で作れます。
シルクフラワーの長所とオススメシーン
シルクフラワーの長所といえばなんといっても、「長期保存ができる」「お手入れの必要なし」「アレンジがしやすい」「リーズナブル」です。
長期保存ができる
生花は美しく香りも良いですが、1週間〜10日ほどで枯れてしまい、思い出深いものでも長期保存できません。でもシルクフラワーは造花ですから、半永久的に美しさを保ったままです。
お手入れの必要なし
生花だと毎日花瓶の水を替えなければなりませんが、シルクフラワーなら水替えは不要です。水替えを忘れてうっかり枯らしてしまうなんてこともないので、忙しい方にもピッタリではないでしょうか。
アレンジがしやすい
生花でブーケなどアレンジをするなら、丁寧に扱わなければ花弁を傷つけ台無しにしてしまうこともよくあることですが、シルクフラワーならそんな心配がなく、針金が通っているため好きな形にアレンジできます。
リーズナブル
生花に比べてお値段が安いです。
例えば人気のバラを例にとってみてみると、生花の1本当たりの相場は300円〜700円程度。それがシルクフラワーなら100〜400円程度ですから、ブーケを作る場合にもコストはぐんと安く豪華なものができます。
こういった長所があるシルクフラワーのおすすめのシーンをご紹介していきましょう。
お見舞い
お見舞いの定番といえば花束です。
いただいたときはきれいでも、毎日水を替えなければいけませんし、入院患者さんや家族の方の手間を増やしてしまいますね。それに万が一ひっくりかえしたら水がこぼれて大変です。
その点シルクフラワーなら水も不要で、退院後も自宅に飾ることができるため、入院患者さんやその家族の手間もかかりません。
ウェディング
一生に一度のセレモニーのウェディング。思い出として何かを記念に持って帰りたいですね。生花のブーケなら持ち帰ってもすぐに枯れてしまいますが、シルクフラワーならずっと思い出を残せます。
シルクフラワーは枯れないので、衣装合わせの段階からブーケとドレスを合わせることができるので選びやすいですね。
そして会場のディスプレイ用に使うのもおすすめです。植物アレルギーを持っている方への配慮にもなると思います。
インテリア
部屋にグリーンやフラワーを飾りたくても、お手入れの手間を考えるとやめておこう・・・と諦めている方も多いのではないでしょうか。
シルクフラワーなら枯れる心配も水替えの手間もないので、埃だけ定期的に払えばOKです。
プレゼント
誕生日や母の日、新居祝いなど花をプレゼントする機会は意外と多いものです。ですが花をもらっても花瓶がなく、どうしようと悩む方も多くいます。
でもシルクフラワーなら花瓶は不要ですからプレゼントしやすいですね。メッセージカードをつけると喜ばれるでしょう。
デメリットは?
デメリットといえるものはほとんどありません。
ですが、ひとつあげるとすれば、プレゼントをする相手によっては造花が好きでない方もいるということでしょうか。
シルクフラワーは良いものであれば生花と見分けがつかないほど精巧なのですが、造花には「安っぽい」イメージのために、シルクフラワーもあまり良く思ってもらえない可能性があります。
また風水などが好きな方は生花を好むので、シルクフラワーは喜んでもらえない可能性が高いでしょう。
プレゼントする前にリサーチすると安心ですね。
シルクフラワーアレンジメントの作り方
もっとも簡単なアレンジメントは花瓶を用意してきれいに飾るというものです。
材料
・花瓶
・好みのシルクフラワー(好きな量)
・輪ゴム
・ペンチ
作り方
1.シルクフラワーのバランスを見て束ねる
2.輪ゴムで茎の部分を留める
3.茎部分が長ければ、ペンチで適当な長さにカットする
4.花瓶に入れて、再度バランスを整える
非常に簡単にできるため、初心者の方でも一人で簡単に作れます。シルクフラワーのアレンジメント動画なども投稿されていますから、参考にしながらチャレンジしてみると良いかもしれませんね。