【オーガスタで素敵なお部屋】育て方のポイント7つと植替え方法

【オーガスタで素敵なお部屋】育て方のポイント7つと植替え方法

大きな葉が特徴の「オーガスタ」は、インテリアに使いたい観葉植物の一つ。部屋に置いておくと南国にいるかのような雰囲気も味わえます。

オーガスタの特徴や育て方を確認していきましょう。

「オーガスタ」とは?

「オーガスタ」はバショウ科ストレリチア属の植物であり、学名はニコライ一世に由来する「ストレイチア・ニコライ」です。

原産はアフリカのマダガスカル。バナナに似た大きな葉を持つ木であり、南国の雰囲気が漂うことからリゾートホテルなどにも植えられています。

観葉植物としてのオーガスタ

自生しているオーガスタは約10mにまで成長し、葉が左右均等につく大きな植物です。白く美しい花を咲かせることから「天国の白い鳥」とも呼ばれており、迫力と美しさを兼ね備えています。

大きく成長するオーガスタですが、現在は観葉植物としても商品化されており、簡単に育てられる観葉植物としても人気です。なお、オーガスタは日光が好きな植物です。室内で管理する場合花を咲かせるのは難しいため、インテリアとして飾り、リゾートのような雰囲気を楽しみましょう。

また、オーガスタは長さ60以上、幅30にも及ぶ大きな葉を持つため、他の観葉植物と比較して強い蒸散効果を期待できます。乾燥した室内に置いておくと加湿器の役割も果たしてくれるでしょう。

オーガスタの花言葉

植物を飾る時に気になる花言葉ですが、オーガスタにも素敵な花言葉が付けられています。

オーガスタの花言葉は輝かしい未来と暖かい心。人生の節目にオーガスタを購入して部屋に置いたり、結婚祝いや引っ越し祝いとしてプレゼントしたりするのもおすすめです。部屋に緑があるとリラックスでき、暖かい心も手に入れられるでしょう。

【オーガスタで素敵なお部屋】育て方のポイント7つと植替え方法

オーガスタの育て方のポイント

オーガスタは、ポイントを押さえれば初心者でも簡単に育てられます。オーガスタを育てるときに知っておきたい7つのポイントをご紹介いたします。

準備

オーガスタを育てようと思っている人は苗を購入する前に土を作っておきましょう。

オーガスタは多湿を嫌うため、水はけの良い土を用意することがポイントです。市販されている観葉植物用の土を使うと簡単に育てられますが、自分でブレンドした土も使えます。

土をブレンドする場合は小粒の赤玉土を5、パーライトを3、腐葉土を2の割合で混ぜ、肥えた土を作りましょう。

土の準備が整ったら、ホームセンターや園芸店などでオーガスタの苗を購入します。葉が上に向かってぴんとしている苗を選ぶと丈夫に育てられるでしょう。

置き場所

オーガスタはアフリカの赤道に近く、暖かい地域が原産の植物です。育てるときは日当たりの良い場所に置きましょう。

家の外で育てる場合は日陰になりにくい場所、中で育てる場合は日光が差し込む窓際などに置くと葉の色が濃いオーガスタに育ちます。

なお、真夏は直射日光に当たると葉焼けする可能性があります。葉が茶色くなった時は半日陰や直射日光が当たらない明るい場所などに移しましょう。

風通しの良い場所を選ぶのもポイントですが、風が強い日が続くと葉が割れてしまうことがあります。外で育てる場合も強風のときは部屋の中や玄関に入れると安心です。また、他の植物と触れ合った場合も葉が割れるため、広々とした場所を選びましょう。

寒さには注意

オーガスタは他の観葉植物と比べて寒さに強いです。気温が2〜3度以上であれば屋外で冬を越えられますが、雪や霜に当たると葉が凍傷で傷んでしまいます。外で育てている場合でも冬の時期は5度以上の室内に置くと安心です。

部屋に置いている場合も、日が当たりやすい場所に移動させると葉が傷む心配が減るでしょう。

水やり

美しいオーガスタを育てるためには適切な水やりも欠かせません。水やりのポイントはやや乾燥気味に保つことです。

生育期の春から秋にかけては土の表面が乾燥したときに水を与えます。冬は土が乾いてから3〜7日後に水を与えると良いでしょう。鉢から流れ出るまでたっぷりと水やりすることもポイントです。

たっぷり水を与えた後は受け皿に溜まった水を捨てましょう。そのままにしておくと多湿になって根腐れを起こします。

葉水

大きな葉を持つオーガスタには葉水を与える必要があります。葉水は植物の葉に軽く水をかけることであり、乾燥によるしおれや病害虫の影響を予防します。

オーガスタの場合は1日に1回、霧吹きを使って水滴が残らない程度に葉水を与えると葉のツヤを維持できます。

肥料

5〜9月の生育期には定期的な追肥も必要です。オーガスタ1株に対し、小さじ1杯程度の緩効性肥料を月に2〜3回与えましょう。

株を大きく成長させたいときは液体肥料を与えますが、大きく成長しすぎて室内に置いておけなくなることもあります。部屋に置いておく場合は緩効性肥料だけで様子を見ても良いでしょう。

根が弱ってしまう冬は根腐れの心配があるので、追肥は控えることもポイントです。

害虫対策

高温で乾燥する夏にはカイガラムシ、低温で乾燥する冬にはハダニが発生してオーガスタが枯れてしまうことがあります。

カイガラムシが発生した場合は歯ブラシでこすり落とし、ハダニが発生した場合は葉水で流して様子を見ましょう。

害虫がたくさん発生してしまった場合は薬剤を散布すると駆除できます。

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生長が早いオーガスタの植替え方法

オーガスタが成長したら違う鉢に植え替えましょう。植替えの時期や方法をご紹介いたします。

植替えの時期

オーガスタは株が成長したときに植え替えます。水やりをしても水が浸透しなかったり、鉢の底から根が飛び出てきたりしたら株が鉢に合っていないため、植替えをしましょう。

成長していないように感じても、2年に1度のペースで植替えをすると栄養や酸素の不足を予防できます。

定期的な植替えに適した時期は5月中旬から9月中旬の成長期ですが、根が成長しすぎて鉢が割れてしまった時などは冬でも植替えましょう。

植替え方法

用意するもの

植替えに必要なものは以下の通りです。
・スコップ
・土
・一回り大きな鉢
・はさみ

土は苗を植えるときと同様に観葉植物用のものか小粒の赤玉土5割、パーライト3割、腐葉土2割を混ぜたものを使いましょう。

方法

植替えは以下の手順で行います。

1.鉢からオーガスタを出す
2.伸びすぎた根は切り落とす
3.葉を2〜3割切り落とす
4.根に付いている土を7割程度払い落とす
5.土を入れた鉢にオーガスタを入れる
6.軽く土をかぶせる
7.水を与える

オーガスタを取り出すのが難しい時は、鉢を割ってしまうと良いでしょう。

【オーガスタで素敵なお部屋】育て方のポイント7つと植替え方法

オーガスタを置いて部屋を素敵な空間に

オーガスタは大きく存在感のある植物ですが、初心者でも比較的簡単に育てられます。ポイントを確認し、素敵なオーガスタを育てていつもの部屋をステキな空間に変えてみましょう。

植替えのときに親株と子株を分け、2鉢のオーガスタをインテリアに使うのもおすすめです。

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