リラックスする方法といえば「アロマテラピー」です。女性の間ではすっかり定番となっていますが、最近は、男性の方も生活に取り入れている方がいます。アロマテラピーといえばどうしても女性のイメージが強いのですが、男女問わず心身に良い効果があるので、癒しを求めている忙しい人たちにおすすめです。
アロマテラピーというのをまだ知らない方の為に、アロマテラピーがどういうものなのか、その効果やメカニズムをご紹介いたします。また、毎日の生活にどのように取り入れればいいのかなどもご紹介いたします。
アロマテラピーとは?
アロマテラピーというのは実は造語なのです。アロマ=芳香と、テラピー=治療をくっつけたものです。アロマオイルを使って心身のバランスを整えて、トータル的に健康な身体づくりのサポートをしてくれます。
香りをかぐだけで本当に健康になれるの?と思われる方も多いようですが、アロマテラピーとは香りを楽しむだけではありません。アロマオイルを使ってお肌をトリートメントすることで、アロマが持つ有効成分をお肌から身体にとり入れることができます。
みなさんがご存知の香りをかぐだけでも、疲れた身体をリラックスさせたり、落ち込んだ気分をリフレッシュすることができたりします。
「たかが香り」
と言う方もいますが、この香りが持つパワーはきっと想像以上です。だからこそ、男性の間でもアロマテラピーが広がりつつあるのです。
アロマオイルの効果とメカニズム
アロマオイルには様々な効果があります。
・リラックス効果
・リフレッシュ効果
・美容効果
・健康維持効果
・ストレスを取り除く効果
などがあげられます。なぜアロマオイルにはこのような効果があるのか、その理由とメカニズムをお話していきます。
1.香りが脳に作用する
アロマの香りが鼻から脳へと届くことで、脳自体をリラックスさせることができます。そうすることで、ストレス解消につながります。ストレスが解消されることで、免疫機能も復活しますので、様々な病気になりにくい体へとなっていきます。
最近では、認知症やうつ病に対してもアロマが有効だということがわかり、注目されています。ただし、この香り、自分が好きだと感じられなければ、効果はあまり得られません。自分が好きだなと感じるオイルを使うことで、アロマの効果を得ることができます。
2.香りが血液循環で体に作用する
香りをかぐことで、呼吸器から血液循環で全身に作用します。血液循環という道筋を使って、アロマオイルの成分が臓器や筋肉などに伝わり効果を得ることができます。呼吸器からだけでなく、お肌にアロマを塗ることで、皮膚からも血液循環で全身に成分を送ることができます。
生活への取り入れ方
アロマテラピーをどうやって毎日の生活に取り入れるのでしょうか?具体的な例をいくつかご紹介いたします。
1.お風呂
これは知っている方も多いのですが、お風呂に入る時に湯船に数滴お気に入りのオイルをたらします。お風呂場に一気にアロマの香りが広がり、呼吸器からも皮膚からもアロマの成分を吸収することができます。
2.マッサージ
アロマオイルを使ってマッサージをする方法があります。女性の方で実際に行っている人も多いのが足のむくみとりですね。マッサージにオイルを使う時は、専用のキャリアオイルにお好きなアロマを混ぜて使ってください。
アロマの中には、マッサージに使用不可の物もあるので、確認しておきましょう。
3.風邪予防
アロマには殺菌作用のあるものがあります。代表的なのがティートゥリーというオイルです。うがいをする時に1滴水に落としたり、お部屋でこのオイルを焚くのもおすすめです。
4.アロマの香りを漂わせる
好きな香りのアロマオイルを、
・ディフーザー
・キャンドル
・オイルウォーマー
・スプレー
などを使って、お部屋に漂わせます。リラックスやリフレッシュしたくなったら、お部屋でアロマを焚くのが一番手軽で簡単です。
5.ティッシュやハンカチにつける
外出している時もアロマの香りでリフレッシュする為に、ティッシュやハンカチに少しだけオイルをたらしておきます。外出先で疲れたり、気分転換したい時など、いつでも香りを楽しむことができます。
アロマを使う上での注意点
1.妊娠中
妊娠中にアロマを焚いてその香りでリラックスすることはかまいません。ただし、お肌につけるのはさけてください。妊娠中は肌質も変わってしまったり、とてもデリケートな状態になります。またアロマオイルには、妊娠を望む方の為に月経を促進させる物もありますので、どうしても使いたい時は、事前に医師に相談することをおすすめします。
2.原液の飲用はNG
原液を飲むのは絶対にいけません。よくお子様の手の届く所に置きっぱなしにしていて誤飲してしまうこともありますので、注意してください。
3.原液を肌に付けるのはNG
お肌につける時は、キャリアオイルと呼ばれるものと混ぜて使うようにしてください。お肌の弱い方は特に注意が必要です。
4.光感作用があるもの
アロマオイルの中には、光感作用というのがあるものがあります。これは、オイルを肌に付けてすぐに太陽の光に当たってしまうと、お肌が赤くなったり、痒みが生じたりすることです。この光感作用がシミの原因の一つになります。オイルをお肌につけた後はしばらく外出を避けるようにしましょう。
アロマテラピーは、ストレス社会にもまれる現代人を癒し、自己治癒力を高めてくれるなど、良い効果がたくさあります。上手に生活に取り入れて、うれしい効果を実感してみて下さいね。