20日前後で収穫できるのが魅力!「ラディッシュ」の育て方

20日前後で収穫できるのが魅力!「ラディッシュ」の育て方
狭いスペースでプランターでも育てられるラディッシュは家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。

今回はラディッシュの育て方を解説いたします。

収穫までの期間が短く、手入れも簡単であるため、新鮮な野菜を手軽に育てたい人はぜひ参考にしてください。

ラディッシュとは?

ラディッシュはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で大根の仲間です。温かい時期には種まきから20日ほどで収穫できるため、「二十日大根」とも呼ばれています。

ラディッシュの栄養素

直径2~3㎝程度の小さい野菜ですが、根にも葉にも豊富な栄養素が含まれています。

根に含まれる主な栄養素は消化酵素の一種であるジアスターゼやビタミンCなど。ジアスターゼには疲労回復効果、ビタミンCには美肌効果などを期待できます。

葉の部分に含まれる主な栄養素はカロテンやビタミンCなど。カロテンは目の健康や美肌、老化予防に役立つ成分です。

ラディッシュの食べ方

ラディッシュはサラダで食べるのがおすすめの野菜です。紫、黄色、白などカラフルなラディッシュを輪切りにしていつものサラダに加えるだけで彩が鮮やかになり、食欲もアップするでしょう。

カブのように丸い形のものから、小さい大根のような細長い形のものまでさまざまな種類があるため、料理に合わせて好みのものを選んでください。

葉の部分はおひたしにしたり、お味噌汁に加えたりしてもおいしいです。

20日前後で収穫できるのが魅力!「ラディッシュ」の育て方

準備から植え付けまで

ラディッシュは初心者でも容易に栽培できる野菜です。種をまける期間も長いため、家庭菜園に興味がある人は気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

プランターでラディッシュを育てる場合の準備と植え付けについてご紹介いたします。

種まきの時期

ラディッシュの発芽適温は15度から25度。7~8月の暑い時期と1~2月の寒い時期を除けば一年中栽培できます。

家庭菜園初心者は3月中旬から5月までの期間か9月から10月までの期間に種をまくと失敗が少ないでしょう。

なお、収穫までの期間は時期によって異なります。暖かい時期は種まき後20日前後で収穫できますが、寒い時期は45日前後かかることもあります。

用意するもの

ラディッシュを育てることが決まったら、以下を参考に必要なものを用意しましょう。プランターや土はホームセンターなどで購入できます。種もホームセンターで販売されていますが、少量で良い場合は100円ショップのものを用意しても良いですね。

ラディッシュの種
プランター(幅65㎝、深さ20㎝程度)
市販の野菜用培養土
化成肥料
鉢底ネット(必要であれば)
鉢底石
じょうろと水
新聞紙

種まきの方法

必要なものがそろったら種まきをしましょう。具体的な方法は以下を参考にしてください。

  1. プランターの底に穴がある場合は鉢底ネットを敷きます。
  2. 撥水を良くするために鉢底石を並べます。
  3. プランターの八分目まで培養土を入れます。
  4. 大匙3程度の化成肥料を混ぜ込みます。
  5. 土を平らにします。
  6. 細い棒などで1㎝の深さのまき溝を2本作ります。
  7. 均等になるようにまき溝に種をまきます。
  8. 上から土をかぶせます。
  9. たっぷりと水を与えます。
  10. 水をしみこませた新聞紙を上にかけて発芽を促します。

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収穫までのお手入れ

種まきが済んだら、適切な方法で管理をしておいしいラディッシュを育てましょう。

お手入れのポイントをご説明いたします。

間引き

成長を促すために収穫までの間に2回間引きをします。

始めの間引きは目が出そろったとき。2㎝間隔になるように成長が悪いものや虫に食べられているものを間引きます。次の間引きは本葉が4~5枚になったとき。涼しい時期は4㎝間隔、温かい時期は5㎝間隔に間引きましょう。葉がぐらぐらと揺れるようであれば、間引いた後に株元に土寄せをしてください。

水やり

水やりの方法は発芽前と発芽後で異なります。発芽前は土が乾かないように一日1~2回たっぷりと水を与えます。ホースなどを使うと種が流れる可能性があるため、じょうろを使って優しくあげることがポイントです。

発芽したら、水やりは土が乾いた時にのみ行います。水が不足すると実が硬くなり、水分が多いと腐る可能性があるため、水やりは適宜行うことを心がけてください。

追肥

2度目の間引きが終わったら液体肥料を与えましょう。その後も1週間ごとに液体肥料を追肥してください。液体肥料は土が乾いているタイミングで与えると効果が高まります。

収穫

根の直径が2~3㎝のタイミングで収穫します。葉の下を持ってそっと上に引き上げると簡単に収穫できるでしょう。収穫が遅れるとスが入って食感が悪くなったり、実が割れてしまったりするため、早めの収穫を心がけましょう。

病害虫対策

ラディッシュは病害虫の被害を受けることがあります。病気で多いのは梅雨の時期に発生することが多いうどんこ病。葉の一部に白いカビが現れたら500倍程度に薄めた重曹水を使うと症状を改善できます。

害虫の被害で多いのはアブラムシとチョウやガの幼虫。アブラムシは病気の原因になることもあるため、見つけたら早めに駆除しましょう。手でつぶすことに抵抗がある人は牛乳をスプレーすることをおすすめします。チョウやガの幼虫は数日でたくさんの葉を食べます。見つけたら捕まえて駆除しましょう。

被害を予防するために防虫ネットや寒冷紗でプランターを覆う方法も有効です。

20日前後で収穫できるのが魅力!「ラディッシュ」の育て方

まとめ

栽培期間が短いラディッシュは無農薬でも育てやすい野菜として人気です。家庭菜園に興味がある人はまず、ラディッシュを栽培してみてはいかがですか。新鮮なラディッシュはとてもおいしいですよ。

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