実はスゴイ「パセリ」の栄養と効果とは

きっともう残せない。実はスゴイ「パセリ」の栄養と7つの効果

外食をすると、添えられてくる「パセリ」。皆さんはその存在を忘れてはいないでしょうか?鮮やかな緑をしていますが、「食べられるものなの?」という方までいるほど、パセリの存在感は薄くなっています。ですが、実はこのパセリはすごいハーブだったのです。

あらためて、このパセリがどんなハーブなのか、主な栄養素をご紹介いたします。またこのハーブが持っている驚くべき効果についても、併せてご紹介いたします。この機会に、名わき役のパセリに目を向けてみてあげて下さい。

「パセリ」とは?

原産地は地中海沿岸で、セリ科の二年草です。葉にも茎にも強い香りがあり、よく料理に添えられる定番ハーブになっています。その歴史はとても古く、古代ギリシャやエジプト時代にまでさかのぼります。

昔から食用だけでなく、薬用としても重宝されてきたハーブのパセリ。このハーブが日本にやってきたのは、18世紀頃になってからです。入ってきたのは、長崎でしたが、国内で本格的に栽培されるようになったのは、明治時代以降です。国内での歴史はまだまだ浅いハーブなのです。

現在、日本国内で使用されているパセリは2種類あります。昔から料理に添えられ、みなさんが良く見かけるものは、「モスカールドパセリ」といいます。葉が細かく縮れているのが特徴になります。

最近、サラダやスープなどに使われるようになってきたのが、「イタリアンパセリ」です。これはモスカールドパセリとは違って、縮れがなく、大きめの葉が特徴となっています。

きっともう残せない。実はスゴイ「パセリ」の栄養と7つの効果

パセリに含まれる主な栄養

ご存知の方もいるかもしれませんが、パセリには、とてもたくさんの栄養素がバランスよく入っています。いつも料理の横にポツンと添えられているだけで、口に運んでもらえる確率は非常に少ない存在です。

主な栄養素は、

・カルシウム
・カリウム
・マグネシウム
・鉄
・食物繊維
・タンパク質
・炭水化物
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンA群
・ビタミンB群

となっています。これだけをみてきっと驚かれる方も多いはずです。ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、とても栄養バランスに優れています。パセリは栄養的には、わき役ではなく、まさに主役級のハーブといえます。

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パセリの様々な効果

このハーブには、豊富な栄養素が含まれていることから、私たちの身体にたくさんの効果をもたらしてくれます。

むくみや冷え性

このハーブ100gの中に役1000mgのカリウムが含まれています。これは、セロリやカボチャの約2倍、きゅうりの約5倍もの量に相当します。カリウムには、体内の余分な水分やナトリウムを体の外に出すサポートをしてくれる働きがあります。これによって、むくみや冷え性を改善してくれる効果があります。

貧血

このハーブには豊富な鉄分が含まれています。その量は100g中約7.5mgとなっています。これは数ある野菜の中でも、トップクラスと言えるほどの量です。鉄分といえば、野菜ならほうれん草を連想される方も多いはずです。そのほうれん草の約3.5倍もの量がパセリには含まれているのです。これらのことから、貧血を予防したり改善してくれる効果が期待できます。

精神安定

ビタミンやミネラルが豊富に含まれていますが、これらは、精神安定に関係する栄養素でもあります。また、アピインというポリフェノールの一種もセロリには含まれています。この栄養素は、イライラ、頭痛、興奮などを抑えてくれる効果があるとされていることから、精神を穏やかに保ってくれる効果が期待できるのです。

口臭

このハーブには、ピネンという物質が入っており、口臭を抑制する働きが有ります。食事の一番最後に、パセリを食べることで、口臭予防の効果を発揮してくれます。

食欲増進

パセリには独特の香りがあります。それほどクセのあるものではありません。アピオールというのが、この香りの正体です。これが食欲を増進させてくれます。

眼病

このハーブが持っているポリフェノールの中に、ゼアキサンチンやルテインといった物質が含まれています。これらには強力な抗酸化作用があり、白内障などの眼病の予防に効果があります。

さらに、今問題となっているブルーライトを吸収してくれる働きがあるとされているので、疲れ目などの緩和に効果が期待できます。

アンチエイジング

活性酸素を除去してくれる働きがあるベータカロテンや、美肌作りには欠かせないビタミンCが、ずば抜けて豊富に含まれています。このことから、アンチエイジング効果も期待できます。

きっともう残せない。実はスゴイ「パセリ」の栄養と7つの効果

妊婦さんのパセリ摂取は注意!

パセリの栄養素をみていると、妊婦さんなら、是非とも積極的に食べたいと思われるかもしれません。確かに、食べてもいいのですが、食べる量には注意する必要があります。

妊婦さんが、一度に大量にパセリを食べると、子宮が刺激されて、流産を引き起こす可能性があります。流産をさせる目的で、パセリを妊婦さんに大量に食べさせるという恐ろしいことをする国もあります。それほど、大量摂取は危険だということです。

外食をして、少し添えられているものを食べる分には問題はありません。ですが、妊娠中の身体は、どんなものに反応するのかはわかりませんし、個人差もとても大きくなっています。

万が一のことを考えて、妊婦さんだけでなく、授乳中のママも、その期間だけは、パセリの摂取は控えめ、又は少量にとどめておくことをおすすめします。

きっともう残せない。実はスゴイ「パセリ」の栄養と7つの効果

パセリは隠れた主役!

今回、初めてパセリの栄養価の高さと、それらがもたらしてくれる効果を知って驚かれている方も多いはずです。今までは気にもとめることなく、当たり前のように残していたパセリ。実は隠れた主役だったのです。

食べたことのない方も、ちょっと苦手な方も、これから外食の際に添えられてきたパセリは、口に運ぶようにしてみてはいかがでしょうか。また、パセリをメインとしたレシピなどもありますので、ネットで検索してみてくださいね。

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