5月に植えるのにおすすめの花 10選

庭やベランダを綺麗な花で飾りたいけれど、植える時期がわからなくてなかなか行動に移せないという方も多いのではないでしょうか。今回は5月に植えると良いとされている花に注目して、その中から選りすぐりの10種類をご紹介していきます。それぞれの花の特徴や開花時期などについても説明していますので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい。


トルコギキョウ

トルコギキョウは和名で、世界的にはユーストマという名称で知られています。リンドウ科ユーストマ属に分類されており、花が大きくカラーバリエーションが豊富なことから、これまで品種改良が盛んに行われてきました。スラリと伸びた茎の先に一輪だけ咲く花は、大ぶりでありながら可憐な雰囲気を持ちます。赤やピンク、青など単色のものから白に紫の輪郭線が入ったものまで色々なカラーがあり、複雑な色合いが人気を集めています。寒さの厳しい高地では一年草扱いですが、低地などでは何度も冬越しするため多年草となります。開花時期は8月から9月までで、植付時期は4月から6月までとされています。

トルコギキョウ

ペンタス

クササンタンカという和名を持つペンタスは、アカネ科クササンタンカ属の植物です。直射日光に当てても大丈夫な程暑さに強く、茎の先端に細かい花を次々と咲かせます。その花の形状は星型で、白や赤やピンクなど様々なカラーがあります。品種改良によって独自の特徴を持つ種類も登場しており、葉に斑が入ったものなどはその代表です。熱帯の植物に分類されることからわかる通り寒さには弱く、開花時期は5月から10月までとなります。植付時期については、4月から6月までの間です。

ペンタス

ペチュニア

ナス科ツクバネアサガオ属のペチュニアは、草丈が低く小さな花を沢山咲かせます。その特徴からハンギングやコンテナに植えられることが多く、園芸用の花として人気があります。カラーについては赤や青や白などあらゆる種類が揃っており、複数のカラーを組み合わせて植えればより華やかな印象になります。開花時期は4月から11月までと幅広く、植付に関しても3月から9月まで行うことができます。

ペチュニア

エボルブルス

ヒルガオ科アサガオガラクサ属のエボルブルスには、アメリカンブルーという別名もあります。その別名からわかるように、濃い青色の花を咲かせます。高温や乾燥に強いという特徴から、暑い季節でも美しく育てることが可能です。ただし寒さには弱いため、霜がつくような場所では冬越しさせることができません。開花時期は6月から10月までで、植付については3月から5月までの間に終わらせておく必要があります。

マリーゴールド

マリーゴールドはキク科マンジュギク属に属する植物で、筒状の花びらが集まって一つの花を形成しています。そのカラーは黄や橙がメインで、希に赤も存在します。暑さに強く、夏の日差しの中でも枯れずに咲き続けることができる頑丈な花です。虫除け効果もあることから、ガーデニング時の害虫予防としてもよく植えられています。開花時期は6月から10月までで、その時期に花を見るためには4月から6月までに植える必要があります。

マリーゴールド

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サルビア

サルビアは、夏を代表する花として世界中で愛されているシソ科アキギリ属の花です。正式名をサルビア・スプレンデンスと言い、スカーレットセージやヒゴロモソウといった名称でも呼ばれます。花は茎の先端で開花し、筒状の萼や花びらを持ちます。本来は多年草の植物ですが、屋外で冬越しできない地域では一年草として扱われます。花のカラーについては、赤をはじめとしてピンクや白や紫など様々な種類があります。6月から11月にかけてが開花時期となっており、植付時期としては4月から6月が最適です。

センニチコウ

丸い毛玉状の花を楽しめるセンニチコウは、ヒユ科センニチコウ属の植物です。しかし、これは正確には花ではなく、苞に当たります。その名は千日経っても色褪せないという所から来ており、実際に一度咲いたら長い期間楽しむことが可能です。カラーについては紫やピンクや白など様々なものがあり、一つの株に無数の花をつけるという特徴があります。開花時期は7月から11月までで、植付時期は4月から8月までとなっています。

センニチコウ

インパチェンス

ツリフネソウ科ツリフネソウ属のインパチェンスは多年草ですが、極端に寒さに弱く日本では冬越しができないので一年草として扱われています。花は一重咲きから八重咲きまで色々なタイプがあり、赤やピンクなどカラーも暖色系を中心にバラエティに富んでいます。ピンクと白が斑に混ざったものなど、品種改良によってユニークな種類も続々と登場しています。開花するのは6月から11月にかけてです。植付時期としては、4月から7月までの間であれば問題ありません。

インパチェンス

トレニア

トレニアはベルのような形の花が印象的なアゼトウガラシ科ツルウリクサ属の植物で、一株に無数の花をつけます。害虫や病気に強く、日陰でも沢山の花を咲かせることができます。ただし乾燥に弱いため、こまめに水を与えましょう。カラーについては濃い青や紫などがメジャーですが、白や黄色など淡い色味の種類もあります。開花が盛んになるのは6月から10月にかけてで、5月から7月が植付時期として最も良いとされています。

トレニア

アカンサス

ハアザミという異称を持つアカンサスは、光沢のある濃い緑色の葉と穂状に咲く花を持つ植物です。キツネノマゴ科ハアザミ属に属し、多年草として毎年花を咲かせます。暑さにも寒さにも強いことから、年間を通して楽しめる花としてガーデニング愛好家の間で親しまれています。花の色については、白や淡いピンクや紫がほとんどです。6月から8月にかけてが開花の最盛期で、植付については3月に始めて5月までには終わらせる必要があります。

アカンサス

花を組み合わせて楽しもう

5月に植付を行っておくと、夏から秋にかけて美しい花を堪能することができます。気候の良い5月中に、様々な花を組み合わせて自分だけのオリジナルの花壇を作ってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した種類以外にも5月に植付時期を迎える花は沢山ありますから、好みに合わせて探してみてください。花ごとに具体的な植付方法が異なりますので、事前に調べておくことが大事です。

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トルコギキョウ
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