実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方

実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方

日本ではあまりなじみのなかったクレソンが注目を集め始めたのは、その栄養価の高さが評価されていることが挙げられます。しかしレストランでたまに添えられているのを見るぐらいで、なかなか食べる機会が少ないクレソン。その高い栄養価と効果について詳しくご紹介します。

「クレソン」とは?

クレソンとはフランス語の呼び名で、湿地などに生えるアブラナ科の植物です。和名ではオランダガラシとも呼ばれ、日本には明治の初めに在留する外国人のために持ち込まれたのが始まりです。繁殖力が強く、日本各地で自生していますが、栽培も盛んにおこなわれるようになったため、一年を通して購入が可能です。

ステーキやハンバーグなど、肉料理の付け合わせとしておなじみですが、その独特の辛みだけでなく、豊富な栄養が含まれていることから注目され、家庭でもサラダに入れるなど広く使われるようになっています。

実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方

クレソンの栄養成分と効果

生命力の強いクレソンは、その栄養価の高さからも注目されています。

1.消化を助ける

シニグリンはアブラナ科の植物である、ブロッコリーやラディッシュにも多く含まれ、クレソンの辛みの元ともいえる成分です。辛さを感じさせるカラシ油配糖体のひとつで、強い殺菌作用があり、消化を促進する働きや、利尿作用、口臭を予防する効果があります。さらにシニグリンにはがん細胞を無害化する効果もあるとされ、研究が進められています。

このほかシニグリンには血流を改善する効果があるので、クレソンを絞った汁を頭皮に塗ることで、抜け毛の予防や増毛・育毛に効能があります。

2.抗酸化作用で細胞や肌を健康に保つ

緑黄色野菜であるクレソンには、色素であるβカロテンやポリフェノールが豊富に含まれており、肌や粘膜の補修や強化、抗酸化作用によって細胞の老化を防ぐ効能があります。またβカロテンは体内でビタミンAに変換され、目や呼吸器を守る働きをします。

3.カルシウムと共に骨を強化する

ビタミンKには血液の凝固の働きを助け、カルシウムの骨の定着に関わる働きをもっています。

4.免疫力を高める

ビタミンCは抗酸化作用と免疫力を強める働きに関わっているほか、鉄分の吸収を助け、貧血予防の効能があります。

5.貧血を予防する

葉酸は血液を作るために必要な成分で、貧血を予防するほか、妊娠している女性は特に必要とされる成分です。粘膜を保護する働きもあるので、ほかのビタミンと共に摂取することが大切です。

6.利尿効果

カリウムには体内の塩分濃度を調節し、過剰な塩分を体外に排出する働きがあり、むくみを解消します。便秘の解消の効能があります。

7.血液を作る

鉄分は体の器官や組織に栄養や酸素を運ぶ赤血球に含まれており、ビタミンCと共に貧血予防のためにかかせない栄養素です。

8.ストレスをやわらげる

カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養分で、神経を安定させてイライラを鎮め、神経や筋肉の働きを調節するほか、ホルモン分泌などに関わっています。

さらにクレソンは、加熱しても含まれる栄養分がほとんど壊れることがないため、さまざまな料理に活用でき、その効果を取り入れることが可能です。

広告

クレソンの食べ方

クレソンは生でも加熱しても美味しく食べられますが、新鮮なものが手に入ったら、その辛みや香りを楽しむためにも早めに食べるのがおすすめです。そこでクレソンのさまざまな食べ方をご紹介します。

クレソンのおすすめ食べ方4つ

生のまま食べる

きれいに洗って、食べやすい長さに手でちぎりましょう。サラダに混ぜてもいいですし、肉料理や魚料理の彩りに添えるのもおすすめです。また湯通しした豚肉で、巻いて食べても美味しいです。

湯がいて食べる

クレソンは葉はもちろん、茎も食べることができます。ただし固かったり太い場合には、沸騰させたお湯に一つまみの塩を加え、軽く湯がきましょう。おひたしにするのもおすすめです。ゆですぎるとビタミンCが流れ出してしまいますので、注意が必要です。

スープや味噌汁の具材にする

辛みが苦手な方や、子供向けにおすすめの調理方法です。加熱するとクレソンの苦みがやわらぎますが、栄養分はスープや味噌汁に溶け込んでいるので、その効能を体に生かすことができます。

鍋に入れて食べる

大量にクレソンをいただいたときにおすすめの調理法です。クレソンにはさまざまな栄養が含まれていますが、野菜だけでなくタンパク質や炭水化物もしっかり取り入れないと、エネルギー不足となり、豊富なクレソンの栄養も生かすことができません。

肉や野菜をしっかり取り入れることのできる鍋にクレソンを使いましょう。色も鮮やかなので見た目にも食欲を刺激してくれます。

実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方

美味しいクレソンの選び方と保存方法

クレソンは新鮮なものを選ぶようにしましょう。

クレソンの選び方のポイント

・濃い緑色をしていて、茎や葉がしっかりとしている
・茎がまっすぐに伸びている
・香りがしっかりあるもの

さらに買ってきたクレソンを新鮮なまま使うためにも、保存の仕方にも注意が必要です。

クレソンの保存方法

・乾燥に弱いため、コップに水を張り、茎をさして保存する
・葉が濡れると腐って鮮度が損なわれるので、キッチンペーパーで拭く
・冷蔵庫に入れる場合はビニール袋をかぶせ、水滴がついたら拭き取る
・水は毎日替えるようにする

香りが薄くなるのは鮮度が落ちている証拠なので、できるだけ新鮮なうちに食べるようにしましょう。ただし水につけてもクレソンはそれほど日持ちしません。また水に葉がつからないよう注意しましょう。

実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方

クレソンは家でも栽培可能?

クレソンは寒さに弱い野菜ですが、栽培が簡単で土や水耕栽培でも育てることが可能です。冬でも5度以上あれば生育するので、室内で温度に気をつければ一年を通して収穫が可能です。

クレソンの栽培の仕方

1.種まきは4月から5月、もしくは9月におこないます。鉢やプランターに種をまき、土が乾かないよう水やりをおこないます。
2.涼しい場所を好むので、ベランダや室内の日陰で育てるようにしましょう。
3.水をしっかりあげれば、肥料は特に必要ありませんが、夏の暑さと冬の寒さには十分注意しましょう。

クレソンは増えやすいので、1年に1度は植え替え、株を分けるようにしましょう。ハダニやコナガ、アオムシといった特定の害虫に食べられやすいので注意が必要です。

独特の辛みと香りで、食欲を刺激してくれるだけでなく、消化を助けてくれるクレソン。家庭栽培も可能なので、上手に食卓に取り入れ、活用していきましょう。

広告
実はすごいパワーを秘めていた「クレソン」の8つの効果と食べ方
広告