免疫力アップのために何か実践していますか?
今回は免疫力を高めてくれると注目を集める「オレガノオイル」の効能や使い方、注意点などについてご紹介いたします。
「オレガノオイル」とは?
「オレガノオイル」とはシソ科のハーブであるオレガノから採れるオイルです。
オレガノはハーブの中でも特に香りが強い植物であり、ヨーロッパや北米では香辛料として料理に使われたり、肉のにおいを消す時に使用されたりと一般的に普及しています。
料理に便利なオレガノですが、現在注目されているのは健康効果。ヨーロッパでは「天然の抗生物質」と呼ばれ、薬としても使用されてきたオレガノオイルの効能を確認しましょう。
オレガノオイルの多様な効能
オレガノオイルには主に6つの効能があります。それぞれについて解説いたします。
免疫力を高める効能
オレガノオイルには抗菌作用があります。オレガノオイルを使うことで風邪などの原因となるウイルスや、細菌の力を弱められる効果を期待できますよ。
また、オレガノオイルは抗カビ作用も持つため、カビが原因で起こるガンジダや水虫の予防にも効果的です。
さらに、オレガノオイルは抗寄生虫効果も認められています。海外旅行などで寄生虫が心配なときにもおすすめのオイルであると言えますね。
活性酸素の働きを弱める効能
オレガノオイルには活性酸素の働きを弱める効能があります。活性酸素について詳しく解説いたします。
活性酸素とは?
活性酸素は細菌を弱体化させたり、酵素の働きを活発化させたりする役割がある酸素です。私たちの体は取り入れた酸素のうち数パーセントを活性酸素に変えますが、ストレスや紫外線などによって活性酸素が増えすぎると数々のトラブルが起こります。
活性酸素が引き起こすトラブル
活性酸素が原因で起こるトラブルは以下のようなものです。
・肌の老化
・動脈硬化
・高血圧
・アレルギー
このほかに、がんや糖尿病などの病気の原因の一つであるとも考えられています。
抗酸化作用を持つオレガノオイル
オレガノオイルには抗酸化作用があります。抗酸化作用とは活性酸素の働きを弱め、それにより引き起こされるトラブルの予防に役立ちます。
消化を助ける効能
オレガノオイルには消化不良を改善する効能もあります。胃腸が弱い人や風邪による胃腸炎に悩んでいる時にも良いでしょう。
ホルモンバランスを整える効能
ホルモンバランスの乱れを改善したいときにもオレガノオイルはおすすめです。月経痛や月経前症候群の予防や改善にも効果を期待できますよ。
痛みを和らげる効能
オレガノオイルには鎮静作用もあり、神経痛や筋肉痛の改善にも効果的です。
心を落ち着かせる効能
オレガノオイルの香りはスパイシーです。気分が落ち込んでいる時やストレスを感じている時にオレガノオイルの香りをかぐとリフレッシュできるでしょう。アロマオイルとして使用するときは、レモングラスなどの柑橘系とブレンドするとさらに心が晴れますよ。
オレガノオイルの使い方
さまざまな効能を持つオレガノオイルはどのように使えばよいのでしょうか。オレガノオイルの使い方を確認してみましょう。
飲み物や食べ物に混ぜる
免疫力を高めたいときや活性酸素の働きを弱めたいときは飲み物に数滴オレガノオイルを混ぜて飲みましょう。飲み物は水でもジュースでも好きなものを選んでください。すりおろした果物やはちみつに混ぜるのも良いですよ。
料理に使う
ドレッシングや調味料としても使えます。サラダにかけたり、パスタに入れたりしても美味しいです。
患部に塗る
水虫やガンジダに悩んでいる時は患部に直接塗る方法もおすすめです。数滴を垂らして使いましょう。
うがいに使う
オレガノオイルはうがいにも使用できます。水に数滴のオレガノオイルを垂らし、よく混ぜてからうがいすると風邪の予防に効果を期待できるでしょう。
オレガノオイルの作り方
オレガノオイルはスーパーやインターネット通販でも手に入れられますが、自分でも簡単に作ることができます。オレガノオイルの作り方をご紹介していきましょう。
必要なもの
・オレガノの乾燥ハーブ
・オリーブオイル、サラダ油などのオイル類
・煮沸消毒した瓶
作り方
(1)瓶にオイル類250mlとオレガノの乾燥ハーブ大さじ2を入れます。
(2)冷暗所で5〜7日保管し、オイルに香りが移ったら完成です。
好みに合わせてバジルなどを加えても良いでしょう。自宅で作ったオレガノオイルは新鮮さを維持するためにも2週間程度で使い切ることが重要です。
オレガノオイルの注意点
たくさんの効能があるオレガノオイルですが、刺激が強いです。使用の際は以下の4点に注意する必要があります。
長期間の連続使用を避ける
刺激が強いオレガノオイルは長期間の連続使用を避けましょう。初めは短期間だけ使用し、徐々に使用期間を延ばすのがおすすめです。慣れた後も連続使用は最長2週間程度で留めてくださいね。
妊娠中や子どもは使わない
妊婦さんや子どもには使用できません。授乳中の方もオレガノオイルの使用は避けましょう。
肌への刺激に注意する
患部に直接オレガノオイルを塗る場合は、トラブルがない場所でパッチテストを実施してからにしましょう。敏感肌の方は肌に塗るのではなく、飲んだり調味料として使ったりするのがおすすめです。
おなかが弱い人は少しずつ飲む
消化不良を改善する効果を期待できますが、人によっては胃腸に刺激を感じることもあります。おなかが弱い方は少量ずつ飲むことを心がけましょう。
オレガノオイルを健康に役立てよう
オレガノオイルは免疫力を高める以外にも活性酸素の働きを弱めたり、心を落ち着けたりとさまざまな効能を持っています。
風邪を引きやすい方や胃腸の調子が悪い方は、オレガノオイルを取り入れて健康に役立ててくださいね。