ガーデニングをする方の間で人気の「サフィニア」という花をご存知ですか。鉢から溢れんばかりに咲き誇る姿がまるでブーケのようで愛らしく人気の花なのです。
しかし、「サフィニア」がガーデニング愛好家に人気の理由は愛らしさだけではないようなのです。ちょっと「サフィニア」の魅力が気になってきますね。
今日はお日様大好きな可愛い花!「サフィニア」についてご紹介します。
サフィニアとは?
サフィニアとはナス科ペチュニア属の一種です。開花期間が長く、初心者でも育てやすい植物のため、ガーデニングによく用いられます。花の色がピンク、赤、紫、白、黄色と多岐にわたるのも人気の理由です。
サフィニアの苗植え・水やり・肥料
次にサフィニアの育て方のポイントをみていきましょう。
苗植え
サフィニアは種で販売されていないため、サフィニアを栽培したい場合には苗を購入して育てることになります。サフィニアの苗は冬の寒い時期以外は店頭に並んでいることが多いのですが、苗植えを行なうには4月から5月ごろがお勧めです。
鉢植えで育てる場合には10号鉢に1株、地面に直接植える場合には株同士の間隔を30センチ以上空けて植えるようにしましょう。
水やり
サフィニアの水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えるようにしましょう。サフィニアは蒸れに弱い植物ですので、暑い季節になるまでは水のやり過ぎに注意してください。真夏の暑い季節になったら朝夕2回水やりをするようにしましょう。
サフィニアの水やりでは水を与える量の他に、与え方にも注意が必要です。サフィニアの花に水がかかると傷んでしぼんでしまいますので、花には水がかからないよう株元に水を注ぐようにしましょう。
肥料
サフィニアの魅力は長い開花期間です。ですが長い間花を楽しむためには肥料が必要になります。苗を植え付ける際に元肥として緩効性化成肥料を与え、生育が盛んな時期には1週間から10日に1度のペースで液体肥料を与えるようにしましょう。
花がら摘み
花がら摘みとは、咲き終わってしぼんでしまった花を摘み取ることを指します。花を摘むのは可哀想な気がするかもしれませんが、花がらを放置すると見た目が悪いだけでなく、病害虫を引き寄せる原因となることもありますので、小まめに摘むことをお勧めします。
花がらを摘む際には花茎から摘むようにしてくださいね。
サフィニアの置き場所
サフィニアはとにかくお日様が大好きな花です。サフィニアを育てる場所は日当たりの良い場所を選んであげましょう。また梅雨の時期には長雨が続くと蒸れて葉を傷めてしまうことがあります。地面に直接植えた場合には難しいですが、鉢植えにした場合には、梅雨の時期だけ雨に当たらない場所に移動してあげることをお勧めします。
そして、サフィニアのもう一つの特徴として風に弱いというものがあります。強風にさらされることが多い、高層マンションのベランダでサフィニアを育てることは難しいかもしれません。
サフィニアは剪定すべし!
サフィニアを美しく、長く楽しむためには剪定が欠かせません。サフィニアは生育期にはお日様の光を沢山浴びてぐんぐん成長します。剪定せずに放っておくと風通しが悪くなり、株全体がダメージを受けてしまうことがあるので、剪定がポイントになってくるのです。また、一通り花が咲き終わった頃に思い切って剪定することによって、新しい茎が成長し、新たに花をつけてくれ長く楽しむことができます。
では、サフィニアの剪定の仕方を具体的に説明していきますね。サフィニアの剪定のタイミングは、花が一通り咲終わって落ち着いた時期です。剪定のタイミングになったら、思い切って茎全体を10〜15センチ程度に切り込みましょう。その際、丸い山を作るようなイメージで剪定すると綺麗に仕上げることが出来ますよ。
サフィニアの増やし方
サフィニアは挿し木をすることで増やすことができます。挿し木に適する時期は気温が15〜20度を保てる5月から7月上旬頃が良いでしょう。
元気な緑色をした茎の部分を10センチ程度のところで斜めに切り落とします。先端の葉っぱ2、3枚を残して後の葉は取り除きましょう。その後1時間ほど水に浸けます。水揚げが終わったら挿し床に挿してあげると、およそ1か月程度で根が成長してきます。
挿し床には、水はけがよく肥料分が少なめの土が適します。初めての方はホームセンターや園芸店などで販売されている挿し木用土を使用すると簡単です。挿し床に割りばしなどで穴をあけ、挿し木をし、水をたっぷり与えたら風通しの良い日陰で乾燥しないよう管理します。
根が成長したら、1本ずつ培養土を入れた鉢に移し替え育ててあげましょう。培養土もホームセンターや園芸店で購入することが出来ます。
まとめ
サフィニアは初心者にも育てやすく見応えがあり、手入れをすれば長く楽しむことができる魅力的な花です。サフィニアを上手に育てるポイントは、日当たりの良い場所を選ぶこと、風通しに気を付けること、生育期には肥料を与えてあげること、花が咲き終わったら剪定することです。
サフィニアと一言でいっても、品種によって花の大きさから色まで様々なものがあります。こんな庭を作りたい、ベランダをこんな雰囲気で飾りたいと具体的なイメージがある方には、イメージ通りのガーデンを作るのに便利な花というのも、ガーデニング愛好家にサフィニアが好まれる一因といえます。