家庭菜園が流行っていますね。その中でも、サラダやサンドイッチ、最近では鍋料理などの時にも入れるとおいしいと人気のレタス。活躍の場が多い葉物野菜の一つです。これを自分で作りたいと思っている方も多いようです。葉物野菜の中でもレタスは、プランターでも栽培できるので自宅のお庭やベランダで栽培することができます。
あらためて、レタスがどのような野菜なのか、この葉物野菜の栽培方法を準備から植え付け、収穫までのお手入れなど詳しくご紹介いたします。一から自分で育てる野菜は、市販されている物とは違い、とれたての美味しさを味わえるのがいいですよね。是非、一度チャレンジしてみてください。
レタスはどんな野菜?
レタスは季節を問わずに食べられる葉物野菜の一つです。涼しい所での栽培が適しており、その季節季節によって、出荷される産地も変わります。主な産地としては、香川県や長野県、茨城県などがあげられます。旬と呼ばれる美味しい季節は、春、夏、秋になります。4月〜9月と、旬の時期は半年ぐらいになります。
レタスは、みなさんもご存知の通り、ほとんどが水分です。その他の栄養素としては、食物繊維やカルシウム、カリウム、ビタミンC、Eなどが含まれています。生のままサラダなどで食べることができるので、これらの栄養素をそのまま全て摂取することができます。
また、あまり知らない人が多いのですが、レタスには、ラクツカリウムというものが含まれており、リラックス効果をアップさせてくれるので、ストレスを和らげてくれる効果も期待できます。
レタスは、包丁で切ってしまうと、その切り口からすぐに変色してしまいます。必ず手でちぎるようにしてください。また、レタスやサンドイッチなど、生でいただく時には、ちぎった後に冷たい水にしばらくつけるだけでしゃきしゃきとした新鮮な食感が戻ってきます。
先にも少し書きましたが、最近ではレタスを鍋料理に使うのも人気があります。煮込むのではなく、しゃぶしゃぶのようにして食べるととても美味しくいただけるので、おすすめです。
レタスの栽培方法〜準備から植え付け〜
お家でレタスを栽培する場合、まずはプランターや土、種などを準備しないといけません。
ホームセンターなどで一つずつ選んで揃えるのもいいのですが、最近は、ネットで家庭菜園プランター栽培セットというものが販売されています。これなら、プランター栽培がすぐに始められますので、初心者の方におススメです。
準備するもの
・プランター(浅型で、小型でもいいのですが、標準型程度の大きさがおすすめです。)
・土(培養土を使用します。)
・赤玉土(野菜を栽培する時の基本となる土です。)
・種(苗も販売されていますのでお好きな方を選んでください)
植え付け
レタスは涼しい時期が育てやすいので、初心者の方は、種まきを3月又は8月にするのをおすすめします。
1.プランターの底が見えなくなる程度に、赤玉土を敷き詰めます。
2.赤玉土の上に、プランターの上から3〜3.5程度の所まで培養土を入れます。土からプランターの上まで、少し余裕を作っておくことで、水をやった時にプランターから水や土が流れ出るのを防ぐことができます。
3.15程の間隔をあけながら、1か所に5つ程度の種をまき、うすく土をかぶせます。この葉物野菜は乾燥と高温はNGなので、種をまいたら新聞紙や不織布などを土表面に被せておいてあげましょう。
4.鉢の底から水が出るまでしっかりと水をやります。その後は発芽するまで、あまり水をやらなくても大丈夫です。水をやり過ぎると発芽する前に腐ってしまいますので注意してください。
種をまいてから、3日又は4日程度で発芽するはずです。何本か芽がでてくるので、1か所に苗が1本になるように、元気な物を残して間引きしてください。
レタスの栽培方法〜収穫までのお手入れ〜
レタスが収穫できるまでは、玉レタスの場合、種まき後約60日前後になります。収穫できるまでのお手入れとしては下記の事に注意してください。
水やり
苗がまだ小さい時は、苗に直接水をかけるのではなく、苗と苗の間に水をまくようにしてください。苗がまだ小さいうち(2週間程度)はしっかりと水やりをして、結球したら、土が乾いたら水をやるという程度で大丈夫です。水をやりすぎてしまうと、根腐れしてしまうので注意しましょう。
置き場所
戸建でもマンションでも同じで、日辺りの良い場所に置いてあげてください。よく、屋上で家庭菜園をされている方がいますが、その場合さえぎるものが無く、直射日光にあたることになります。土が乾ききってしまわないよう、注意してあげてください。
肥料
芽が出て、葉が大きくなり始めの2週間後から肥料を足してあげてください。堆肥又は化成肥料をプランター全体に足し、結球が始まるとたくさん肥料が必要になるので、しっかりと追肥してあげてください。
連作は病気の元
玉レタスに関してですが、同じ所に連作してしまうと、軟腐病や菌核病など、レタスが病気になりやすくなります。最低2年はあけるようにしてください。せっかく種をまいて順調に育っていると思ったのに、思わぬ病気にみまわれてしまってはショックですよね。同じ場所での連作は避けるようにしてくださいね。
レタスは、涼しい時期に育つ葉物野菜です。気温25度以下の時に種まきをするようにしてくださいね。また、日辺りの良いところで、水のやり過ぎにも注意しましょう。
初めての家庭菜園がレタスだと少し難しいかもしれませんが、とれたてレタスを食べてみたいなら、育ててみてくださいね。