仕事や家事などストレスが多い毎日が続くと疲れがどんどんたまっていきます。そんなときは疲労回復効果のあるハーブティーがおすすめ。疲労の原因や毎日飲んでいただきたいハーブの種類をご紹介します。
疲労感の原因は?
疲労感が取れず眠れない、翌日の仕事に身が入らないという方は、まず疲労感の原因をチェックしてみましょう。意外と自分では気づいていないかもしれません。
生活習慣の乱れ
毎日規則正しく生活することは疲労をためないための基本条件です。毎晩夜更かしをして寝不足になっていないでしょうか。
睡眠中は身体を休めリセットするためのホルモンが分泌されています。ぐっすり眠れた翌朝は気分も晴れ晴れとして、1日をパワフルに過ごすことができます。自分の生活習慣を今一度見直してみましょう。
食事の量や質の低下
元気で過ごすためには身体へエネルギーを補給しなければなりません。そのために食事の内容がとても大切になります。
1日パンだけで過ごしたり、1日1〜2食を外食で済ませたり、帰宅してから夜遅くにドカ食いをしたり…こんな食生活を続けていませんか?
食べ物をエネルギーに変えてストレスに負けない強い身体を作るには主食・主菜・副菜をそれぞれバランスよく食べるのがポイントです。1品だけたくさんの量を食べるのではなく、炭水化物やビタミンなど栄養がしっかり補給される食材を適量食べるよう心がけましょう。
積み重なるストレス
仕事や生活の中ではいろいろな人間関係や悩みが毎日のようにのしかかります。これらの疲労がストレスになり積み重なると、身体が変調をきたします。
ストレスは脳を緊張した状態にするので、頭疲れの状態を引き起こすことに。ストレスがたまると頭痛がしたり肩が凝った経験がある方も多いことでしょう。
同じ姿勢の継続
オフィスワークなどで毎日同じ姿勢を続けていないでしょうか。同じ姿勢を続けていると、筋肉が緊張状態になり乳酸がたまります。
そうなると筋肉は委縮してしまい疲れやすい身体の元を作ることになります。
疲労回復に効果的なハーブティー
ハーブティーは健康や美容に効果的で多くの人に愛飲されています。疲労回復に効果的なハーブティーを選んで、1日の疲れをその日中にクリアにしましょう。
マテ
マテはビタミンとミネラルが豊富で、心と身体の疲れを癒す効果があります。世界3大ティーと言われ、飲むサラダとも呼ばれているほど健康に良いとされている茶葉です。
葉を乾燥させたグリーンと焙煎したブラックがありますが、グリーンの方が栄養価は高いと言われています。
セージ
強い香りが特徴のセージは肉の臭みを消すため料理によく使われます。セージの属名サルビアはラテン語で治療という意味を表し、昔から多くの人に薬として活用されてきました。
興奮を鎮めたり解熱作用もあるので、疲れ切った心と身体を優しく鎮めてくれます。また強い抗酸化作用から若返りのハーブと呼ばれているほどです。
妊婦や授乳中の方には刺激が強いので避けた方が無難です。
ローズヒップ
美しく赤い色をしたローズヒップティーは見た目からも女性に人気のハーブティー。レモンの20倍とも言われるたくさんのビタミンCが配合されています。
風邪や体調不良のときはもちろん、疲労回復、美白効果もあるため、ふだんから飲み続けて予防することがおすすめです。
すっぱさが苦手な方は少量のハチミツを混ぜて飲むとまろやかな味になり、飲みやすくなります。
ハイビスカス
大ぶりで華やかな植木としても人気のハイビスカスには、ビタミン類やクエン酸、カリウムが多く含まれています。
利尿作用があるためダイエットや美容目的でもよく飲まれていますが、同時に疲労回復にもよく効くと言われています。
酸っぱさは控えめでとても飲みやすいのが特徴です。
特に効果的なブレンド
ハーブの持つそれぞれの効能をブレンドすると、効果的に疲労をとりのぞくことができます。味は人それぞれ好みが違いますが、誰にでも飲みやすくおすすめのブレンドをご紹介します。
カモミール&マテ&セージ
心が落ち着くカモミールの香りと味にマテやセージのキリッとしたスパイシーな要素をプラスしたブレンド。疲れきった頭や身体を優しくいたわります。飲んだ後はふわっと軽い気持ちになれるかもしれません。
ハイビスカス&マリーゴールド&ローズヒップ
酸っぱさが特徴のローズヒップやハイビスカスに肌に良いとされるマリーゴールドをプラス。体がだるくやる気がおこらないときにおすすめです。
疲れがたまると肌の調子も悪くなりがち。美肌効果も期待できるブレンドティーで心を落ち着けながらつるつるの素肌を取り戻しましょう。
レモンバーム&カモミール&ミント
疲れを取るには質の良い睡眠が一番。眠りを誘うハーブをブレンドして夜寝る前に飲んでみてください。
鎮静作用のあるレモンバーム、安眠ハーブと呼ばれるカモミール、爽やかな清涼感で気持ちを落ち着かせるミントをブレンドすれば、心地よい眠りに誘われます。
疲れをいやすハーブの利用法
お茶として飲む以外にもハーブで疲れをいやす方法があります。毎日の生活にぜひ取り入れてみてください。
バスタイムに
お好みのハーブ+みかんやレモンなど柑橘系の皮を乾かしたものを用意します。お茶パックに入れたらバスタブのお湯に入れるだけ。
ハーブの心地よい香りがじわじわとお風呂に広がります。お好みのアロマオイルをプラスするとより贅沢なバスタイムが過ごせます。
枕にしのばせて
サシェなどやわらかい小袋にラベンダーなどの香りが良いハーブを入れておきます。それを枕にそっとしのばせると、枕に頭を置いたときにふわっと心地よい香りに包まれます。
心も穏やかに心地よい睡眠が得られることでしょう。
疲れは持ち越さない
疲労が積み重なると体に変調をきたし、心にまで影響を及ぼします。生活習慣や食事面を改善しながら、疲れをいやすハーブティーを飲む習慣をつけてください。
疲れを翌日に持ち越さず、その日のうちにしっかりリフレッシュして元気な毎日を過ごしましょう。