ゴーヤカーテンの作り方と育て方のコツ

ゴーヤカーテンの作り方と育て方のコツ

暑い時期に「緑のカーテン」があると気分も体もさわやかになります。ゴーヤは種類が多く好みのものを選ぶ楽しみもあります。種からも苗からも育てることができます。成長期を逆算して種まきや苗の植え付けをするようにしましょう。

ゴーヤカーデンのための準備

苗から育てる場合は、苗選びをしますが、苗は葉の色が濃くて、茎が太いものを選びます。苗は5月中旬以降に植えるのでその時期に購入するようにしましょう。種から育てたいなら植え付けの2~3週間前に種まきをします。

それからプランターを用意しますが、ゴーヤは根の広がりに比例してつるが伸びるので、プランターで育てる場合にはなるべく大きなサイズのものを選びます。高さ30cm、横60cm以上のものが適しています。また、小さなプランターだと肥料や水も頻繁にあげなければならないので大きいもののほうが管理が楽です。

土は野菜用の培養土を使用します。自分でブレンドしたい場合は、赤玉土(小粒)と腐葉土を7対3の割合で混ぜます。あるいは赤玉土(小玉)、腐葉土、堆肥を同量で混ぜます。水はけが悪いと根腐れを起こすので、水はけをよくするために、プランターの底に鉢底石を敷きます。こうすると土が流れにくいですし、虫が侵入してくるのも防ぐことができます。苗からでなく、種を育苗ポットにまいて育てる場合や、プランターに直接、種をまく場合はタネまき用土を使うことができます。

それからゴーヤのつるをはわせるためのネットを準備します。「緑のカーテン」用または普通のネットを購入しますが、ゴーヤの実がなることを考えて、強度のあるものを選びます。素材はビニール製が多いですが、麻ひも製のものもあります。これだと枯れた株と一緒に処分できるので便利です。

それからネットを張るための支柱、固定するための結束バンドあるいは紐も必要です。合掌型に組んだ支柱にネットを張りますが、張る時にはたるみのないようにしっかりと張りましょう。ゴーヤカーテン用の支柱とネットのセットもあるので、セット商品を買うと便利です。

ゴーヤカーテンの作り方と育て方のコツ

ゴーヤカーテンの作り方とゴーヤの上手な育て方

苗を購入してプランターに移植する時には、30cm程度の間隔をあけて植え付けます。植え付けた後は、上から土を抑えます。つるが20cmほどになったらネットに絡めてあげます。その後、子づるからまきひげが出てきたらこまめに誘引します。ゴーヤは葉から水分がたくさん蒸発するので水分をたくさん必要とします。水が体足りないと雌花が咲かず収穫量が減ってしまいます。また、葉も縮んでしまうので、きれいなゴーヤカーテンができません。忘れずに毎日水をあげるようにしましょう。夏に気温が上がるときには土の状態をよく見て、乾燥しているようであれば、朝と夕方に水をあげます。

収穫量を増やすためには追肥も必要です。葉が変色することもあるので必ず追肥を行いましょう。追肥は収穫が始まった時期から、液体肥料を2週間に1回の割合で与えます。固形の肥料であれば、もっと少ない頻度ですみます。ひと握りの油かすなどの有機肥料を根元から離れたところにやります。根元から少し離れたところは細い根が多いので肥料をよく吸収し効率的です。肥料切れするとつるがなかなか伸びなかったり、葉の色が黄色くなるので、そのような状態になったら追肥するようにしましょう。

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ゴーヤカーテンのお手入れ方法

ゴーヤは成長しながら親づるをどんどん伸ばしていきますが、摘心を行わないと脇芽(子づる)が伸びません。脇芽が伸びないとゴーヤの実のなり方も少なくなります。摘心のタイミングはゴーヤの収穫量を優先するか、葉を茂らせてきれいなカーテンを作るのを優先させるかで違ってきます。

葉をたくさん茂らせたいなら、本葉が8枚ほどになった時に、つるの先をはさみでカットします。その後、つるをネットに誘引させながら育てていき、1mほどになるまでは実がつかないように雌花を摘み取ります。ネットからはみ出してきたつるもカットします。このようにして育てるときれいなゴーヤカーテンが出来上がります。

ちなみに収穫量を優先させる場合は、本葉が4~5枚生えてきたときに、つるの先をカットして1回目の摘心をします。成長してネットからはみ出してきたつるもカットします。実がつき始めたら収穫したゴーヤのつるとその下のつるをカットします。こうすると日当たりがよくなるので脇芽の成長が促進されて、雌花も付きやすくなり収穫量が多くなります。

ゴーヤは病気には強い植物ですが、もし葉や茎に白い粉のようなものがついていたらカビなので、その部分を取り除いて、風通しを良くし、窒素肥料を与えないようにします。

ゴーヤカーテンの作り方と育て方のコツ

ゴーヤの収穫時期と方法

ゴーヤは交配してから12日~1ヵ月で収穫できます。気温に左右されるので、交配から収穫できるまでの期間はまちまちです。気温が高いほど収穫が早くできます。実が緑色になってつやつやしてきたら収穫しましょう。実の色が緑色の間に収穫します。

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